はじめに
あの大震災で壊滅的な被害を受け、全国からの支援で復活した牡蠣養殖。支援下さった皆さんの為にもコロナ等に負けられない!牡蠣養殖を成功させ次は全国の皆さんに「恩送り」をしたい。
環境問題を勉強する中で「真牡蠣の歴史」と牡蠣養殖の後継者がいないことを知る。約半世紀前、フランスの牡蠣が大量に死滅したとき、繁殖力の高い松島湾産の種牡蠣を送られたことは牡蠣養殖の世界では有名な話だ。そんな松島湾の真牡蠣を何が何でも守らねばならないとなりふり構わず牡蠣漁師になる。過疎化が進む中、震災で人口が激減。桂島では担い手不足が深刻化している。そんな離島の漁村を舞台に、牡蠣養殖の後継者を育てることで島を活性化するプロジェクトです。
解決したい社会課題
宮城県松島湾の湾口部、桂島、野々島、寒風沢島、朴島の4つの有人島と260余島からなる浦戸諸島。風光明媚で穏やかな日本三景の一つ松島湾のど真ん中で俳聖松尾芭蕉も讃えた島々が目の前に浮かぶ絶景地だ。伊達藩の江戸廻米の港として繁栄するも、今では少子高齢化や過疎化で衰退。また、東日本大震災で島を離れる人が続出、島の存続さえ危ぶまれる。万葉の昔より、豊かな大自然を舞台に、この浦戸に住む人達が漁業で暮らしと歴史を育んできた。しかも、漁業を取り巻く環境は決して易しいものではありません。それでも漁業を続けている島民の皆さんのお陰で〝豊かなふるさとの自然環境〟が守られ美しい景観が維持されている。
東日本大震災より、浦戸桂島では80数軒の内、約半数の40件が流失または全壊以上の壊滅的な被害を受けた。また、海水浴場やハイキングコース、休憩所などの観光交流施設、それに基幹産業である牡蠣・海苔の養殖業に甚大な被害を受け交流活動が停止するなど従来の地域社会や地域経済の循環が失われ、これまでの取組やビジネスモデルの変更に迫られております。
桂島の復旧復興の第一は主産業である養殖業の再生である。特に牡蠣養殖は昨季、高齢などを理由に3世帯が引退した。現在、後継者が全
くいない状態なので後継者を育てることが島の悲願である。第二は自然を活用した交流人口の増加を図ることである。今回クラウドファンディングへ挑戦することで後継者を育て、牡蠣養殖業を守ること。また、地域のコミュニティを再生して、雇用、人材育成などの社会的課題を解決しながら、自立した新しい「夢の愛ランド」のモデルを形成したい。浦戸桂島の生活と産業を守るため漁業体験のツーリズムを企画し交流人口の増加も図る。その中から牡蠣養殖の長期見習いを実施する。島の受け入れ態勢を整備する。将来的に牡蠣養殖を生業として桂島へ移住して島の後継者になるよう育てる。
約300年前 浦戸諸島の野々島で牡蠣養殖が始まった。「種牡蠣」が育つ海は、全国的に見ても限られている。太平洋の荒波も、浦戸諸島の島陰では穏やかになる。また、島の周りは適度な深さの浅瀬が広がっており、種牡蠣が育ちやすい条件が揃っている。
震災後、上記9人で行っていた牡蠣養殖が今年3月末で3人。これでは牡蠣養殖が出来なくなる!今までは牡蠣の共同処理場は1人年間約250,000円で運営して来たが3人なると1人500,000円以上の負担になる。そればかりでなく共同でなければ出来ない作業もいっぱいある。それも1人の負担が大きくなる。桂島の牡蠣養殖を守るためには何がなんでも新たな人材が必要なのだ。
このプロジェクトで実現したいこと
牡蠣養殖見習い者の中から牡蠣養殖の後継者を育て、協働による牡蠣養殖を始める中で牡蠣漁師として独立する。新しい牡蠣養殖見習い者 (2名)が宮城県漁業共同組合(FA)の組合員の資格を取得。牡蠣漁師として独立する。また存続が心配された桂島の牡蠣養殖が続けられ、全国に松島湾の美味しい「生食用牡蠣」が流通する。
それに伴い高齢で海の仕事・力仕事が出来なくなり引退したお爺ちゃん、お婆ちゃんに達は「65歳からお国のお世話になりますか?それとも島の宝物になりますか?」を合言葉に自分たちで出来る牡蠣剥きなどの仕事で働く生き甲斐を見つけ元
気なお年寄りが増える。また、交流人口を増やすためグリーン・ツーリズム(島暮らしと漁業体験)も好評で県内外から大勢の人々にお出で頂き離島の素晴らしさを体験するようになり継続している。すでに牡蠣養殖見習いをしている二人の男性が牡蠣養殖の後継者として移住することになる。
応援メッセージ
松島湾に浮かぶ浦戸桂島をふるさと愛ランドにしよう。 そう取組む三浦の親爺さんに出会ったのは、震災前の2010年。 離島という場所の素晴らしさに感動し、移り住み、島に必要な仕事づくり、後継者育成など、地域一番の資源である牡蠣などの海産物を売る仕組みなど、精力的に活動し続けています。 地域で仕事をつくる、その地域のものを売り込む、事業計画を立て必要な資源を集める。 三浦さんの日々の取組みから、私はたくさんの刺激と学びを得てきました。 私は沖縄北部・やんばるという都市部から離れた場所で「OKINAWA CACAO」という地域ブランドをつくろうと、チョコレート製造をしています。 地域でどのように価値づくりをし、それが持続可能な形で事業とすることができるのか、地域で活動する人のテーマです。 三浦さんはそれを実践し続け、日々の課題にもご自身のあふれるエネルギーで乗り越え続けています。 地域にはこんな人がいる、エネルギーが溢れ、そこから生み出されるものは感動するほど美味しい、次の世代に味わってもらいたい、残したい、大切な国の宝です。 浦戸桂島と沖縄北部・やんばるは遠く離れていますが、持続可能な地域をつくる挑戦をする大先輩がいる場所として、いつも注目しています。そしてこのプロジェクトも、応援しています。桂島の美味しさを、それを生み出す人づくりを、もっともっとたくさんの方に知っていただきたいです。
元・ドリームプランプレゼンテーション世界大会実行委員長
株式会社ローカルランドスケープ 代表取締役 川合径
震災復興する中で島の存続には牡蠣養殖の後継者を育成することだと熱い思いで取り組んできた親爺(三浦勝治)
さん。何がなんでも今回のクラウドファンディンを成功させ、牡蠣養殖の後継者を育てて頂きたい!
一般社団法人 震災復興支援協会つながり代表理事 勝又三成
資金の使い道
【牡蠣養殖後継者育成費用】
設備費:約150万円
人件費:約200万円
広報費:約 50万円
手数料:約 20万円 (9%+税)
実施スケジュール
3月下旬 HP開設
5月 体験受け入れ開始
11月21日(日) 「塩釜・桂島 牡蠣まつり」於:マリーンゲート塩釜
2021年10月下旬 リターン発送
<All-in方式の場合>
プロジェクトの実施、およびリターンの履行を確約できる方が利用可能な募集方式です。
目標金額を達成しなくても資金を受け取れますが、必ず計画を実行し、リターンをお届けする義務が生じます。
リターン
【3,000円】 剝き牡蠣(300ℊ)×2 消費期限、発送から5日間、お届けは令和3年10月より
【5,000円】A ①剝き牡蠣(500ℊ)×2 消費期限は発送から5日間、お届けは令和3年10月より
② 松島の燻太郎(牡蠣の燻製オイル漬け)×2
【5,000円】B ①松島の燻太郎(牡蠣の燻製オイル漬け)×6
【10,000円】 ①剝き牡蠣(500ℊ)×2,消費期限、発送から5日間、お届けは令和3年10月より
②松島の燻太郎(牡蠣の燻製オイル漬け)×8
【30,000円】 ①お二人様、牡蠣養殖体験及び松島遊覧クルーズ。 ②交流ハウスで昼食付き、剝き牡蠣(500ℊ)のお土産付き(10月~3月はお持ち帰り、4月~9月は10月以降発送)
【50,000円】 ①島暮らし体験。 ②刺し網or篭漁 (夕方、網or 篭投入、翌朝 網or篭上げ、漁獲したものはお持ち帰り)
③人員2名(1名付2万円で増員可)。当日の天候による。
最後に
桂島に埋もれている自然、伝統、文化財、人材など「賜物」を発掘し、磨きあげ、息吹を吹き込み、全島民が参加する「共生する桂島」を創出することで皆さんのご支援に応える〝桂島の繁栄〟に結びつける。
桂島の復旧復興の第一は島の主産業である養殖業の再生である。特に牡蠣養殖は震災後、高齢、病気等で5名が引退、後継者が全くいない。後継者を育てることが島の悲願である。平成28年より牡蠣養殖の後継者育成に取り組む。新しい後継者を育成して牡蠣漁師として独立させ、存続が危ぶまれる桂島の牡蠣養殖が継続され、全国に松島湾の美味しい「生食用牡蠣」を流通させるには何が何でも今回のクラウドファンディングを成功させる。目標はズバリ200万円。このプロジェクトはただ単に牡蠣養殖の後継者を育成するだけではなく、存続が危ぶまれる離島の復興復旧で、島民に生きる希望を与えると共に日本三景「松島」の豊かな自然と離島の生活を守る大きなプロジェクトでもある。
親爺を信じて桂島に移住した2人を何がなんでも守りたい。 立派な牡蠣漁師に育て松島の真牡蠣を守りたい。〝なせばなる〟想像力が共通の目的と結び付き必要性が勇気と交
わったとき、今まで到底出来ないと思っていることも、可能にする大きな力となる。この胸がだんだん熱くなるのを覚える。血が騒ぐ、ここは俺がやるしかない。あの経営の神様、松下幸之助氏の言葉を思い出した。「心を定め希望をもって歩むならば、必ず道は開けてくる」。人生最後のご奉公になるかも…。これまでの素晴らしい人との出会いと学んだこと、経験したことを生かし、命をかけ、熱い、熱い、一念を持って、ことに当たれば、必ず「道は開ける」と確信している。それは「人間は一念の置きどころによって如何様にも変われる」からだ。
チーム/団体/自己紹介・活動実績など
一般社団法人浦戸夢の愛ランドが主体となり「桂島牡蠣養殖後継者育成事業」を行うものとする。JF宮城県漁業協同組合浦戸支所、桂島・石浜牡蠣部会、桂島島民等の指導、助言を受け浦戸諸島の持つ地域資源を活かした交流事業を展開し、新たな都市漁村交流を推進するとともに、震災からの復興を加速される取組に発展させる。また、行政等との連携を強化し、継続的な事業展開に向けた体制整備に取り組む。
平成22年12月 内閣府「地域社会雇用創造事業」ソーシャルビジネス・インキュベーション、社会的起業家に選ばれる。
平成23年3月11日 東日本大震災
平成23年3月30日 読売新聞全国紙「離島を後回しにしないで」
平成23年 4月 6日 読売新聞全国紙「島の団結力が生命線」
平成23年6月7日 内閣府ソーシャルビジネス六本木ヒルズでプレゼン。
平成23年 6月23日
一般社団法人浦戸夢の愛ランド 登記完了
平成23年12月10日 ドリームプランプレゼンテーション世界大会(於東京ドームシティホール) 感動大賞
平成24年 3月10日 スイセンサミットin桂島 (全国から150人参加、塩竈市長、柳生真吾、瀬戸内海・男木島)
平成25年7月 海水浴場「マイビーチ鬼ヶ浜」海開き宮城県2番目(河北新報掲載)全国から延1,200名以上のボランティアを集め民間による海水浴場「マイビーチ鬼ヶ浜」つくる。
平成25年 7月27日 海水浴場「マイビーチ鬼ヶ浜」海開き(河北新報掲載)以後毎年、海水浴場「マイビーチ鬼ヶ浜」海開き
平成25年11月8日 都市と農山漁村の共生対流推進協議会 オーライニッポン!ライフスタイル賞
平成26年 2月16日 河北新報、こども新聞「おいしいカキが育つ海を守ろう!」
平成26年4月 JF宮城県漁協塩釜市浦戸支所 組合員資格を取得。
平成27年 4月 牡蠣養殖の後継者育成事業に挑戦!
平成28年11月20日 「桂島牡蠣まつり」in鬼ヶ浜 300人以上にお出でいただく!
令和
1年11月17日 「塩竈・桂島 牡蠣まつり」於:マリーンゲート塩釜。500人以上の人出にビックリ!
令和2年11月15日 「塩竈・桂島 牡蠣まつり」於:マリーンゲート塩釜
令和2年12月15日 二人目の牡蠣養殖の後継者(佐藤正勝君)
令和2年12月27日 「浦戸桂島 牡蠣まつり」於:仙台市泉中央駅広場
令和3年2月5日~7日 「みやぎのワインと6次化商品の展示販売会」仙台駅