福島を歩き立ち止まり感じるままに撮ってきた写真を写真集として出版したい!

福島を歩き立ち止まり感じるままに撮ってきた写真を写真集として出版したい!
2016年より福島県の被災地とDASH村から群馬県にある伊香保グリーン牧場に避難してきたヒツジとヤギの写真を撮ってきました。これらの写真を写真集として出版する、残す。福島県で個展を開くことで、今を生きる福島の子供たちの明日の為に、そして分け隔てなく互いに支え合える社会つくりの為に繋げていきたい!

ご挨拶

この度は私のプロジェクトページをご覧になって頂き誠にありがとうございます。

反町 潤と申します。

個人の活動ではありますが、今回どうしても写真集の自費出版そして福島県での個展の開催を実現したい。その思いが高まり思い切ってクラウドファンディングに挑戦させて頂きました!

どういった写真なのか作品なのか知って頂きたいと思い、新たにブログ「can you see it ?」を立ち上げました。過去開催してきた個展の作品を中心に、毎週写真を更新していきますので、よろしかったら覗いてくださいね。(プロフィール欄にありますURLの一番下がブログのURLです)
思い、このプロジェクトで実現したいこと

2016年、福島へ行ってみよう、そう決めたのは「夏の誰もいない海水浴場の写真を1枚撮りたい」そんな思いがふと脳裡をかすめたことです。たくさんの人たちのたくさんの思い出が生まれた場所で、これからだって思い出が生まれる場所。でも誰もいない海水浴場。行くならあえて場所を決めず、撮りたい写真のイメージも作らず、行き当たりばったりの場所で何を感じるだろう、感じたままにシャッターを切ろう、誤解を生んでしまう言葉かもしれませんが「よそ者」としてその場に立ちたい、そう決めました。私情や感情すら捨て去り、海や空、砂浜や鳥たちなどその場所と純粋に向き合いたかったのです。そして2016年7月30日に初めて福島県の被災地へ向かいました。最初に車を止めた場所は楢葉町。次に南相馬市。楢葉町からとりあえず北上してみようと国道6号線へ。一般車両が全く走っていない国道6号線、道路脇の所々に立つ警察官や警備員の姿、避難困難区域の崩れたままの店舗や家屋、道路の両脇に続くバリケード、放射線量を示す電光掲示板、そんな現実として受け止めきれない光景。右左折できないままおよそ50分ほど車を走らせようやく停車した場所はもう南相馬市だった。

(2020年8月 国道6号線 富岡町)

車を止めた場所はどこも避難困難区域ではないにもかかわらず、誰もいないという現実と目に見えない放射能の恐怖。車から降りることをためらいながら、それでも何枚か必死で撮りはしたものの、おめおめと群馬へと引き下がってしまったのです。8月19日、知り合いからガイガーカウンターを借りて再び福島へと。

(2016年7月 楢葉町)

福島での撮影と並行して、群馬県渋川市にあります石段でお馴染みの伊香保温泉から車で7分ほどのところにあります伊香保グリーン牧場へも撮影に行っています。ここには震災時に福島県浪江町にあります、DASH村から避難してきたヤギとヒツジがいるんです。その子たちも撮影し個展の時には福島で撮った写真と合わせて展示してきました。(DASH村のある浪江町津島区(旧津島村)は今も帰還困難区域です)

(2016年7月 伊香保グリーン牧場にて 数日前に毛を刈られヒツジに見えませんがヒツジです 笑)

昨年2020年で5年が経ちました。1年に日帰りで1日だけの撮影。(2016年は実質2回いきましたが )この5年間「よそ者」として通っていましたが、昨年、南相馬市のお寺とご縁ができ撮影後にご挨拶へお伺いさせて頂きました。これで「よそ者」は卒業です。写真集を自費出版したい、その思いの一つには後世へ残せるものにしたいということ。もう一つはその都度個展を開催してきましたが、個展へ来てくださったお客さまからの要望が多かったということ、それに答えたいという自分の気持ち。個展での限られた方のみだけではなく、より多くの方に観て頂きたい