、実際は、タンスが歩いてスイッチを押したようでした。電気は来ているんだ、と思ってTVを付けると津波の光景が映し出されました。
それを観たとき、当時48歳だった私は、人生の後半をこの災害からの復興に捧げようと決意しました。
5月、長い休暇を取り宮城県南三陸町でボランティア活動をしました。主に流れ着いた写真を綺麗に洗って壁に貼る作業です(思い出探し隊)。亡くなったかもしれない人々の笑顔の写真を洗いながら・・・自分に何が出来るか、自分にしか出来ないことはないのか? と問い続けて出た結論は、宇宙桜を希望のシンボルとして植えよう、というものでした。
宇宙桜は2008年に私がプロデュースした特異な産物で、若田光一宇宙飛行士とともにその種が宇宙を旅した千年級の名桜たちの子孫です。「千年の津波の記憶は千年生きる桜に託そう」
その後、4年かかりましたが会社を辞め、退職金の一部300万円で創立したのが一般財団法人ワンアースです。財団にしたのは、設立者の趣意が永久に残せる企業形態だからで、千年の桜を守るには志を次世代に繋いでいく必要があったからです。
岩手、宮城、福島の三県の被災地をすべて巡り、きぼうの桜計画を説明したところ、現在までに14市町村が植樹を完了しています。津波の被害を受けた街すべて(約40)にこの桜を残すのが目標ですが、まだまだ道半ばです。
ところが思いもかけず、桜を植えた市町村の広域交流が醸成されました。
宇宙桜という稀有な宝物を持つ街どうしの連帯感が「きぼうの桜サミット」という広域イベントを創生し、2017年・宮城県七ヶ浜町、2018年・兵庫県淡路島と福島県楢葉町と回を重ねるごとに参加者が増え、2019年・岩手県洋野町のサミットには13地域から500名が集結し、広域協力による災害に強い未来社会創生などを話し合いました。
そうして多くの東北市民の議論の中で生まれたアイデアが「東北復興宇宙ミッション2021」なのです。
資金の使い道
宇宙フライトの経費に充当させていただきます。
宇宙フライトには実費として2000万円以上かかります。復興庁からの補助もありますが、大半は日本政策金融公庫等からの借入金で充当していますので、いただいた資金は返済に充当させていただきます。
本プロジェクトはAll-in方式で実施しますので、目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
リターンについて
宇宙から世界に発信する感謝の動画のエンドロールにお名前を掲載します。
この動画は実行委員会(一般財団法人ワンアース)のホームページほか、参加各地自治体のホームページにも掲載され、歴史的に重要な動画として後世に残ると考えられます。
・支援時、必ず「備考欄」にお名前をご記入ください。
・ご本名に限ります(ハンドルネーム等は不可)
・匿名ご希望の方は「匿名希望」と表記してください
・掲載順は概ね応募順で順不同となります
・2021年3月にYoutube、被災自治体のホームページなどから世界に発信します
・リアル(集合)イベントはございません
・企業様は参加できません(別途、一般財団法人ワンアースに御連絡ください)
実施スケジュール
2021.2月・・・日本人宇宙飛行士が宇宙で撮影。JAXA筑波宇宙センターに伝送。
2021.3月・・・動画編集。エンドロールに参加者名掲載、世界公開
注:ロケット打上や宇宙での実施スケジュールが遅れた場合、動画の発表期日も多少ずれる可能性がありますが、確実に実施いたします。
最後に
宇宙ビジネスという言葉が最近のトレンドにな