子どもが仲間!学び!自分!社会!ホンモノ!と出逢うフリースクールと居場所を創る!

子どもが仲間!学び!自分!社会!ホンモノ!と出逢うフリースクールと居場所を創る!
不登校支援など、子どもたちの生きづらさに向き合ってきた一般社団法人こもれびが、2021年4月に大阪市の南堀江でフリースクールをオープンします。社会に出る直前の中高生を対象に、安心できる居場所であることはもちろん、子どもと学校をつなぎ、子どもと社会をも繋ぐ、そんな架け橋となるスクールを目指します。

部屋も20数人が集まると、密な状態に!コロナ禍、緊急事態宣言の際は、休止したものの、子どもたちが待ち望んでいる夕刻の時間を、今後は休まず続けていきたい!!しかし、キッチン環境、密な環境を考えると、心配が尽きませんでした。

今回、フリースクール開設を機に、この子どもたちのおなかとココロを満たす「夕刻の場いるどらぺ」の開催場所も移し、キッチンを導入した広い場所で、安心して子どもたちと夕刻の時間を過ごしたいと考えました!5年越しの夢!!

冬場も水しか出ないシンクでの食器洗いは過酷で、20数人分の食器を洗い終える頃には、手は真っ赤になり、体中冷たくなってしまい、夜には腹痛をおこすこともありました。それでも、続けれてこれたのは、子どもたちの笑顔や「美味しかった~」の一言が聞けるから!・・・しかし、もちろん整ったキッチンがあれば、もっと子どもたちの喜ぶメニューも可能になり、また食事の準備から片付けまでも効率よくスムーズに行なえるはず!これからも「夕刻の場いるどらぺ」を長く継続していくために、新しいキッチンの導入と広い場所での開催を応援していただけると嬉しいです!!

これまでのシンク
3.今、社会が抱えている課題

①不登校の増加・長期化・解消の困難さ
(データ、グラフや表は「令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」 令和2年11月 文部科学省報告より抜粋しております )
不登校(欠席が年間で30日以上)の児童生徒数はここ5年で大幅に増加しており、小学生では120人に1人、中学生では25人に一人の割合になっています。中学生においては1クラスに1人以上の不登校生徒がいるということになります〈参考1 不登校児童生徒数の推移〉。また、学年別の不登校数も学年が上がるにつれて増加しています〈参考3 学年別不登校児童生徒数〉。不登校の状態が前年度から継続している児童生徒数の割合が、小学生では43.2%、中学生では54.6%です。中学生においては不登校生徒の約半数(48.1%)が90日以上の欠席となっています。〈③中学校 理由別長期欠席者数〉不登校の児童生徒の数が増えているだけではなく、不登校期間が長期化している状況です。

中学校 理由別長期欠席者数

高校生においては学年があがるにつれて不登校生徒数は減少しています〈参考3 学年別不登校生徒数〉。しかし、不登校生徒のうち中途退学をする生徒が約22%いることから、義務教育ではない高校生については学校に在籍しておくことすら難しい状況にあります〈6-4 不登校生徒のうち中途退学・原級留置になった生徒数〉。

不登校の主たる要因として、小中学生で多いものが「いじめを除く友人関係17.2%」「親子の関わり方7.5%」「無気力・不安39.5%」です。〈小中学生 不登校の要因〉高校生では、親子の関わり方は(3.5%)小中学生に比べて低い割合ですが、「いじめを除く友人関係12.1%」「無気力・不安33.8%」と引き続き高い割合になっています〈高校生 不登校の要因〉。
小中学生 不登校の要因高校生 不登校の要因

友人関係や親子での関係など他者との関係性の中で学校への行きづらさを感じる子どもが多く、子ども自身だけでなく環境にもはたらきかけなければならないことがわかります。また一見、「無気力・不安」は子ども自身のやる気の問題だと子どもに原因があるとみなされがちです。しかし、この「無気力・不安」はそれ以前に社会や学校に対して諦めや挫折があったのだと考えられます。社会経験が少