■はじめに・ご挨拶■
みなさんこんにちは!
美しい物作りの郷、旧美作の国、岡山県勝田郡勝央町で1970年に創業いたしました、
和装縫製工場の (有)縫夢ing(ホーミング)です。宜しくお願い致します。
この度は沢山あるプロジェクトの中から(有)縫夢ingのページに興味を持って頂き有り難う御座います。
思いのたけを綴らせていただきました。最後までお付き合い頂けますと幸いです。
創業時は薄いガーゼを4枚縫いあわせる「4ッ縫い」という技法で、「ガーゼネマキ」の縫製をしていました。
今やその商品・技術は世間一般に失われつつありますが、まだ縫製ができる貴重な縫製工場でもあります。
その長い歴史の中で培った技術を基に、新しいチャレンジとして2020年50周年を期にオリジナルブランドYOKIKOTOを立ち上げ、新しい歴史の一歩を踏み出した縫製工場です。
■大量生産が得意。ですが、1枚の対応もできる会社です。
創業よりメーカー等の縫製依頼を受けて縫製をしてきましたので、基本的に大量生産部門の縫製工場になります。
そんな中、個人様からの
「少数依頼はどこに行けば仕立ててくれますか?」
「私は和装難民なんです」
という言葉を聞きました。
昨今の和装離れで仕事数が減り、縫製者もまた和装離れが進み、少数対応が出来る縫製先がなくなってきていたのです。
私達でできる事はしよう!と苦手意識のあった個人様からの少数縫製依頼も対応できる体制もそれから作りました。
そのかいもあり、お祭りの個人様浴衣も対応が可能となり、30枚30サイズといった商品の縫製もしております。
~懐かしい写真を見つけました。約30年前の内職先。93歳までミシンを踏まれてた方です~
内職を中心に1970年ガーゼネマキの縫製を開始。1980年代には旅館浴衣、お涼み浴衣と事業を拡大、縫製依頼を受けておりました。
先代の時、最大230人ほどの内職先がありましたが、縫製の仕事依頼、内容、時代も変化し今や約30名弱で対応しています。
2003年(有)縫夢ingは先代より独立、が、縫製の仕事は海外へとシフトしはじめます。
量産の仕事が一気に減る中、いつも何か新しい物を縫製していく夢を(ing現在進行形で)持ち続けようと会社名につけた思いから様々な縫製に取り掛かり、
今や上げ切れない縫製商品を可能とし、直接ではありませんが芸能人さん、デザイナーさん、力士さんの浴衣、販売店ユニホーム用袴等々仕事依頼を受けており、知識があるからこその崩しも今挑戦し始めています。
■このプロジェクトで実現したいこと■
テーマにもありますように、今回のプロジェクトは、
岡山製の和の服を全国の方へ手に取って魅力を知っていただき、愉しんでほしいのです。
長年培ってきた知識と技術で仕立てたオリジナルの和の服を、岡山県産のデニムやガーゼ生地でお仕立てしました。かといって「国産」とか「和服」からイメージする敷居の高い物にはしたくなく、純粋に岡山製の和の服を愉しんで頂きたいと思っています。
そして、減少の一途をたどっている縫製工場の存続をかけてご支援をお願いしたいです。
デニムって無骨で頑丈で格好よくて何にでも合いますよね。
岡山のデニムも井原を中心に多種多様な生地が生産されています。
その中でも旧織機で織られるセルビッチ生地は貴重でジーンズ業界でもあまり見られないものですが、岡山ではまだ現役の旧織機がありセルビッチ生地の生産も行われています。
ジーンズソムリエの私がこの生地を手に取った時、
「これ!この生地で浴衣を作り