早川星太郎個展「未来の記憶」at gallery LE DECO(渋谷)

早川星太郎個展「未来の記憶」at gallery LE DECO(渋谷)
自分の内面世界に、新しい気づきの扉を開いてくれるものに出会いたい。コロナ禍の時代に「アストラル・アート(Astral Art)」を。

インドへ旅した17才のときから、私は自分自身と向き合い、“夢見”のなか、半自動書記状態で「アストラル・アート」を日記のように描いてきた。今、この時代だからこそ、私の絵を多くの人に見てほしい。

「アストラル・アート(Astral Art)」は自分を見つめる鏡。

それは私の内面世界であり、あなたの世界にも通じる新しい扉。

それは記憶の中の景色かもしれないが、「未来の記憶」かもしれない。

さまざまに変化していくコロナ禍の時代。
自分自身の内側から、新しい“気づき”が芽生えようとしているのを
「アストラル・アート」でたしかめにきませんか。

このコロナ禍の時代、社会生活が一変して、内省的になっている人も多いのではないでしょうか。そんななかで、多くの方が、自分の“精神世界”に新しい“気づき”を与えてくれるような情報を求めています。私もその一人です。

みなさんは、どんな風にしてそんな新しい気づきに出会っていますか。

私は、毎日の暮らしなかで、日記のようにしてこのような線描画を描いています。“夢見”のような、“半自動書記状態”で描かれるこれらの絵を、私は「アストラル・アート(Astral Art)」と呼んでいます。

このたび私は、この「アストラル・アート」をより多くの人に見て体感して頂く機会として、個展を開きたいと思うようになりました。

新型コロナの流行により、 引きこもって過ごす日々が増えるずっと以前から、私は一人でいることが好きでした。それは17才のときにインドに行ったことから始まっているように思います。そこで私はあるグルと出会い、瞑想を通して自分自身と向き合うことを始めました。

その後、熱海在住の盲目の霊能者との出会いや、カリフォルニアでのコミューン生活を経て、いつからか、自分の無意識から絵を描くことが、瞑想以上に自分の内面を深く見つめることに役に立つと感じるようになりました。

同時に、私がそのようにして描くものから何らかの刺激を受けて、自分自身の新たな扉を開く人たちがいる、ということにも気づき始めました。

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────星太郎のアートのテーマは一貫してエロティシズムにある。バタイユはかつてエロティシズムを3つの形式に分けた。すなわち、肉体の、心情の、そして神聖なエロティシズムの3形式である。星太郎のペインティングは、描くという行為のトランス状態を経過して、神聖な領域に触れる。生や死をも解体し、霊的な純粋エネルギーをわたしたちに垣間見させてくれる。それは、タントラ・ヨガにおけるブラーフマン(絶対的宇宙原理)との合一にも似た体験である。

森下泰輔(美学・芸術評論)

────”ヘンタイ””狂人””天才”たしかにどれひとつもまちがってはいないだろう。しかし、星太郎の全体を表わすには不十分だ。彼のシナプスは地球人で想像もできないほど複雑に組み合わされており、その神経繊維は繊細極まりない。しかもそれらの回路をとおしてインプットされたエネルギーは”陽気な暴力”とでも呼ぶべき爆発力で絵画に昇華される。いったい地球上のどんな男がこのセンシティヴィティーとパワーを共存させられるというのか?

AKIRA(アンダーグラウンドのカリスマ・アーティスト)

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「アストラル・アート」への回帰

その後も、定職に就きながら、絵画にとどまらず、様々なアーティスト活動を行ってきましたが、202