小さな町の小さな事業所から障がいを持っている子とそのご家族に笑顔を届けたい!

小さな町の小さな事業所から障がいを持っている子とそのご家族に笑顔を届けたい!
岩手県大槌町では成長のゆっくりなお子さんや障がいを持っているお子さんが過ごす場所が少ないことが長く地域の課題でした。「一般社団法人えがお」では、成長のゆっくりなお子さんや障がいを持っているお子さんと、そのご家族が笑顔で生活を送ることができるように障がい児福祉サービスの提供のため設立した法人です。

はじめに

 はじめまして一般社団法人えがおと申します。

 私たちは、この度、岩手県大槌町で障がい児の支援を行う事業を行うため、法人を立ち上げました。今回のクラウドファウンディングは、その事業へのご支援を頂くためのものになります。

 理事長を務める松﨑大幸と職員である松﨑実穂は長年障がい者支援施設に在職をしていました。在職中は何の疑問も持たずに、与えられた仕事を精一杯努めてきました。その中で相談支援専門員の業務を与えられ、障がいを持っている方・そのご家族・障がい児を抱えている保護者・事業所・教育機関・市町村等、様々な関係機関と関わりを深めていく中で、障がい児福祉の事業所が少ないこと、こんなに困っている子どもや家族がいるのに…。という思いが強くなっていました。
 そんな時に新型コロナウイルス感染症拡大で世の中の行動が制限されしまうことになってしまいました。障がい児の保護者の困り感が強くなっていく状況を見ていて、どうしても大槌町に障がい児福祉のための事業所を作りたいという気持ちが強くなりました。私たちは、スペースのとれる物件探しから始めました。東日本大震災で町の大部分が被災した大槌町には物件も少なく、前職在職中の休みの日には二人で町内を走り回り、やっと、ちょうど良い物件を見つけました。物件を所有しているファミリーショップやはたの八幡幸子さんが私たちの思いに共感してくださり、使いやすいように改修をして良いとのお返事を頂くことができました。また、地域にある事業所さんからテーブルやデスク、椅子等をこころ良く譲って頂いたりすることもできました。支援に必要な療育グッズは職員が手作りで一生懸命準備をしたり、歌の練習をしたり建物のリノベーションを行い、現在は事業を開始し少しづつ子供たちも増え、1か月が経った所です。

 私たち「一般社団法人えがお」は大槌町という小さな町でも、療育や支援の必要なお子さんたちに、必要な支援と療育を提供するため、また色々な個性や特性をもったお子さん達とそのご家族が笑顔で生活を送ることがでるようになって欲しいと思っています。
解決したい社会課題

 「一般社団法人えがお」は岩手県大槌町に、成長のゆっくりなお子さんや障がいを持っているお子さんに対して、それぞれの個性や特性に合わせた療育や支援を行う通所型の事業所(放課後等デイサービス、児童発達支援事業所、日中一時支援事業・タイムケア事業所)の開設をしました。また、日々悩んでいる保護者の方が安心できる場所の確保、気軽に相談をする場所を作りたいと考え、障がい児相談支援事業所の開設も行いました。現在、少しずつ子供たちも増え笑顔があふれる事業所になってきています。見学の希望も多くありニーズの多さを実感している所です。私たちの事業所では発達の段階に応じて支援を行うことで、ゆっくりでも成長していくお子さんと、その保護者に寄り添い一緒に成長を分かち合うことができるような事業所を目指しています。

 岩手県大槌町では障がい児福祉サービスの事業所が少なく、お子さんが小さいときにお母さんが困っても相談をする場所が少なく、お母さん一人で困り感を抱えていることがあります。こんなに頑張っているのに誰も認めてくれないと一人悩んでいるお母さんも沢山います。自分のせいで・・・。そんなお母さんの気持ちに寄り添いながら、子どもの良い所の発見のお手伝いができればと思います。お母さんの元気が子供たちにとっては一番の宝物です。私たちはお母さんの困り感に寄り添い、少しでも元気になって頂くことができればよいと思っています。