マルヒコビルヂングから始まる能代に賑わいを作るプロジェクト

マルヒコビルヂングから始まる能代に賑わいを作るプロジェクト
能代の街中に足りなかった「もの」や「こと」を詰め込んだ複合施設を作っています。今春にはシェアオフィス・コワーキングスペースをオープンしました。これから1Fに子供の遊び場とカフェ、地下にはDIYの学校「KILTA能代」を整備します。この場所が能代に賑わいを作れるような拠点になれるよう頑張ります。

る国の目標に向けて期待されている洋上風力事業が進んでいる町でもあります。洋上風力の工事の拠点となる「基地港湾」に能代港が認定されたのが後押しになっています。

[シャッター通りと化した駅前畠町商店街]
「動き出す商店街プロジェクト」

4人それぞれの思いが、2019年に開催された秋田県主催の「動き出す商店街プロジェクト」に参加したことがキッカケで大きく動き出すことになりました。

錚々たる講師の方々にお越し頂き、地域を盛り上げている実例からエリアリノベーションについて勉強させていただきました。

[動き出す商店街プロジェクトに意気投合して集まった初期メンバー]

最初は勉強会に参加するだけというスタンスで臨んていたメンバーでしたが、地元の課題を掘り起こす中で、自分たちが動かないと先に進めないのでは?という責任感が生まれてきました。その中でも子育てグループちゅちゅさんとの出会いはとても重要で、小さなお子さんを抱えてゆっくりと過ごす場所が街中に無いことや、小さい子を育てながら仕事する環境がほとんど無いなど、能代地域の課題の直面していました。

[みんなでまとめた地域の課題]

地域の課題をまとめている最中にちょうど良く良い物件に出会えます。それが丸彦商店でした。丸彦商店は2018年に惜しまれながら閉店した酒屋さん。オーナーさんに私たちのやりたい事をお伝えし、街を元気にするために使ってもらえるならと、快くお借りすることができました。正直ここが見つからなかったらこのプロジェクトは動いていなかったと思うくらい重要な私たちの拠点です。

[旧丸彦商店]

[場所も能代駅前にあり観光拠点にも近い]

こうして課題掘り起こし、拠点が見つかり…..気づいたら「のしろ家守舎」を設立してました。動き出す商店街プロジェクトに参加する時は、ただ勉強会に参加するというノリだったのに……(笑)

そこからは早い早い。商店街プロジェクトで培った知識と様々なアドバイスをもとに事業プランを立てマルヒコビルヂングを能代の中心地に足りないものを詰めんこんだ複合施設にリノベーションする為に動き始めます。

のしろ家守舎の事業としては上記の4つを軸としてエリアリノベーションを進めていく事になりました。

そしてマルヒコビルヂングにこの事業を集約する事になります。今月4月に第一弾として2Fのオフィス事業に着手。レンタルオフィス、シェアオフィス、コワーキングスペースを作る事で、様々な人が行き交い、その中で新しい仕事を生み出す仕組みを作りました。おかげさまでレンタルオフィス6室、シェアオフィス4席は早々にご契約いただきました。デザイン会社、工務店、英会話教室、洋上風力会社、地域おこし協力隊、農家さんなどジャンルの異なる会社さんにご入居いただいております。この事例をもとに、新規事業者さんを後押しし、事業者を街に呼び込む事業支援を行いたいと考えています。

今月中に1階と地下の工事に着手します。

1階にはカフェと子供の遊び場です。

子供の遊び場には放課後、近くの学校の子供達がたくさん遊びに来てほしいと思っています。日常から無くなってしまった、街の中で子供たちが遊んでいる風景。もう一度その風景を取り戻すための第一歩と考えています。午前中から夕方にかけての小学生の居ない時間帯は小さなお子さん連れのママさんたちの居場所に。赤ちゃんを連れてゆっくりとカフェでご飯を食べることが出来ます。

カフェ事業が安定してきたら、カフェ厨房を使ってのチャレンジキッチン事業も想定しています。飲食店やりたいん