まだ知られていない稀少果実ブアメラを新規の栄養補助食品を知ってもらいたい

まだ知られていない稀少果実ブアメラを新規の栄養補助食品を知ってもらいたい
パプア島先住民の3万年の秘密は、パプア島にだけ植生する赤い果実ブアメラ。 ブアメラ研究から果実オイルにはプロビタミンAとして注目される微量栄養素β‐クリプトキサンチンが高濃度に含まれていることを発見しました。 ブアメラオイルを日本人の美と健康に、原産地パプア先住民の裨益に貢献するプロジェクトです。

栄養素カロテノイド類の良好な吸収のため、ブアメラは食前、食後、食間のいつ飲用してもよいといえます。

約20万年前にアフリカで誕生した現生人(ホモサピエンス)は、約10万年前にアフリカを旅立ち、世界の各地に分散したといわれています。インド洋沿岸を東に向かった一族は、間氷期で海水面が低く島々がつながっていたスンダ大陸を経由して、約6万年前に現在のパプア島のあるサフル大陸に到着したといわれています。地球温暖化に伴いマラリアなどの伝染病から逃れ、海辺に住む海の民は約3万年前に2000m級の高地に移住しました。彼らがブアメラの世界、パプア高地に住む先住民です。世界で初めて農業を行った民族と言われています。

1938年パプア島先住民ダニ族は、初めて世界に紹介されました。
ダニ族の人々は、固いブアメラを先ず蒸し焼きにし、水を加えて手で揉みブアメラオイル(水も含まれる)を蒸した根菜類のソースとして食べます。また、沸騰水中でブアメラを柔らかくし、手でもみ、浮いてくるオイルを集める場合もあります。
パプア先住民にとっては生存のための必要な果実オイルです。人の体脂肪の脂肪酸組成に類似した脂肪酸のオイルに脂溶性ビタミンのカロテノイド、ビタミンEや植物ステロイドが含まれています。

南国と言えども夜は冷え込み、裸同然の暮らし、動物性食品のない環境下で3万年生き延びたダニ族、その秘密は「赤い果実ブアメラ」かもしれません。

ブアメラを伝統的な石焼で蒸し、少量の水を加えて手で揉みオイルを得る

ブアメラを煮て柔らかくし、手で揉み、次いで浮いてくるオイルを収集

◎好奇心に駆られた秘境の地パプアへ
M&Kは2000年に会社設立し、インドネシア原産の熱帯薬用植物ノニのジュースを日本に初めて紹介しました。ノニジュースを優秀な健康食品にしたパイオニアとして自負しています。
ノニジュースの栄養分析や有効成分の研究からインドネシア6000年の伝承医薬品ノニの有用性を確実なものにしてまいりました。
ただ、ノニジュースは水溶性ビタミンを多く含み健康維持・増進の効能が高いインドネシアでも重要な伝承医薬品ですが、脂溶性のカロテノイド類は含まれていません。カロテノイド成分の欠乏が保健・栄養状の世界的な問題と指摘されていますが、分カロテノイド類が含まれる素材は非常に少なく、そのためカロテノイドを含む自然食品はないかインドネシアで探し求めていました。
そして2005年にパプア島高地でブアメラに遭遇したのです。

その後、現在までパプア島に赴くこと20数回。
ブアメラ植物、先住民の利用方法や文化と暮らしの勉強、州政府や地方政府の人々とブアメラ開発協議、ブアメラオイルの製造方法の技術移転のため訪問しました。

長野県松本からパプア州州都ジャヤプラには2日間の旅です。ジャヤプラから天候が許せば、道路はないため空路ブアメラの世界のバリエム峡谷に到着します。

幾度となく訪問していくうちに、多くの現地の人々や政府の方と友人関係を作ることができ、さらに先住民の協力も得ることができるようになり、技術移転した方法でブアメラオイルの製造が現地で行われるまでに至っています。
ただ現在、新型コロナウイルス感染症はパプア島にも深刻な影響を与えており、ブアメラオイルの製造にも影響が出ています。

◎MOUとMTA締結
2007年、M&Kはインドネシア政府工業省のBBIA研究所とインドネシア産薬用植物の共同研究の覚書(MOU)を取り交わすとともに、生物多様性条約に基づく物質移転協定(MTA)を締結しました。
MTAは生物