こんにちは、私は健康食品の研究開発を行う株式会社エムケーラボラトリーズ(以下M&K)の代表取締役の西垣敏明です。
昨年来の新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的流行)により弊社は重大な業績不振に陥り、政府系金融機関および長野県の感染症対応資金の融資を受け事業を継続してまいりましたが、いまだ先の見通せない情勢が続いており、このままこの状況が続くと事業継続していくことが非常に厳しいのが現状です.
今回, 皆さま(クラウドファンディング)からのご支援を頂き、日本で弊社でしか扱っていないインドネシアの稀少果実「ブアメラ」を知っていただき、毎日の健康維持などに貢献しつつ業績回復につながればと思いチャレンジさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
稀少果実ブアメラの出会ったのは、2005年にインドネシアの最東の島パプア島の高地のバリエム峡谷でした。少なくとも3万年以上パプア先住民が寒さと飢えを乗り越えた必須の栄養機能性果実、それが巨大な赤い果実ブアメラ(学名:Pandanus conoideus)です。
英語名も日本語名もなく、私は「アカイタコノキ」と命名しました。
2005年8月巨大な果実ブアメラに遭遇
インドネシア、パプア州ワメナにて
長崎大学薬学部の旧友である教授との共同研究で、ブアメラのオイル中に今世紀最も注目されているプロビタミンAのβ‐クリプトキサンチンが高濃度に含まれることを世界で初めて発見しました。
β‐クリプトキサンチンの摂取不足が多くの疾病の原因とも言われており、赤ちゃんの大切な栄養素でもあることから、「毎日イキイキと暮らしていけるお手伝いができる可能性の高い、ブアメラをもっと知ってもらいたい」と思い商品開発にいたりました。
高さ5m以上にもなるブアメラの木
タコノキを象徴する支柱根が見える
2018年パプア州ドギアイにて
ブアメラはインドネシア語でブア(Buah)は果実、メラ(Merah)は赤いという意味で、写真の通りまさに赤い果実。インドネシアの最も東の島、パプア島にだけ自然植生する稀少果実です。
国連の生物多様性条約(下段参照)の対象となる植物に指定されています。
ブアメラは大きなものでは長さ1m、重さ10㎏になるタコノキ科の植物。多くの支柱根がタコの足のように見えます。ブアメラ果実の表面に銃弾のような長さ約2㎝の種子が配列し、種子の周りに1~2㎜の厚さの果肉が付き、果肉の細胞内にブアメラオイルが油滴として存在します。果実のほとんどは芯のため、ブアメラ果実1本から得られるオイルは100~200g程度です。
ブアメラの横断面と表面。表面の種子の周りの薄い果肉にブアメラオイルが含まれる
ブアメラオイルはカロテノイドの宝庫です。プロビタミンAと呼ばれるα‐カロテン、β‐カロテンそしてβ‐クリプトキサンチンは体内に吸収され、必要に応じてビタミンAに変換されます。プロビタミンAもビタミンAも重要な生理作用を発揮します。さらに、ビタミンAには変換されませんが強い抗酸化作用をもつα‐クリプトキサンチンの存在も確認しました。これらカロテノイドは緑黄色野菜や果実に含まれますが、ブアメラには、私たちの日常食品よりはるかに多くのクリプトキサンチンが含まれています。
植物のカロテノイドの吸収にはオイルが不可欠です。
ブアメラオイルのほとんどは人間の脂肪に相当する良質なオイル成分でできています。インドネシア大学薬学部学生登録による吸収試験で、カロテノイド類は飲用後1時間で100%吸収されることを確認しています。微量