趣味が国を変えた?! 12年間の歩みが生んだ、生き方の NEW NORMAL. ドキュメンタリー映画「Dr.Bala」

趣味が国を変えた?!12年間の歩みが生んだ、生き方の NEW NORMAL.ドキュメンタリー映画「Dr.Bala」
趣味が国を変えた?!12年間の歩みが生んだ、生き方の NEW NORMAL.ドキュメンタリー映画「Dr.Bala」

らカズの話をカメラに収め、

その時、深く考えずに「この話をドキュメンタリーにするよ」と言ったのが、今回の映画「Dr. Bala」の始まりです。
大村和弘より挨拶

ドキュメンタリー映画の中での “Dr.Bala” こと、大村和弘です。

私は、東京慈恵会医科大学医学部医学科を卒業後、総合病院国保旭中央病院で初期研修および、後期レジデント研修を一年行いました。本当に些細なきっかけから、JAPAN HEARTを通じてミャンマーをはじめとしたアジアでの医療に携わることになります。

JAPAN HEARTでの国際医療ボランティアの中で、自分のやり方を模索し、それを実現するべく、2012年からは耳鼻咽喉科医師としてアジアで活動を続けています。

決して平坦な道ではなかったけれど、私の12年間の活動をこの度コービー監督チームによって、映画にして頂きました。

12年間、私と同じ国際医療ボランティア活動として、アメリカから、腕が千切れそうになるほどの重い撮影機材を一人で何十時間もかけてアジア各国まで手弁当で撮影を続けてくれました。そんな監督の思いも存分に詰まっている作品だと思います。

この12年で技術共有をさせてもらった各国の医師たちは驚くほど成長し、彼らの国を耳鼻咽喉科医師として守っています。私自身も内視鏡を使って鼻副鼻腔の腫瘍を切除する件数は日本で一番となり、世界に発表した私の考案した新規術式は10個以上となりました。

ちょっとした行動を起こす勇気やきっかけが自分の人生を大きく変える。

そんなちょっとの勇気の積み重ねの力をこの作品を通じて皆様に感じてもらい、皆様の日常に少しの勇気を与えることができる、そんな作品になりますよう。
ここまでの制作の道のり

現状この映画は1時間45分の仮編集の状態です。

コロナ禍の影響で色々な仕事、いやほとんどの仕事がキャンセルとなり、不幸中の幸いと言 うべきなのか、なかなか本腰を入れて進めることができなかった編集作業に初めてまとまった時間が取れるようになりました。

まずは10TBのハードドライブに収められた12年間分の200時間以上の撮影素材を見返したり、80回以上のインタビューを全部文字起こしすることから始め、それぞれの年に起きたことを年表にしたり、国別の出来事や人間関係を色分けして全体を整理するようにしました。

「本腰を入れれば2ヶ月で、ある程度まとまる」などとタカをくくっていたのですが、撮影してきた思い入れもあったり、そもそも撮影素材の量が膨大なため、「一体どうやったら2時間以内の映画にまとめることができるんだ..」と途方に暮れる日々が続き、結局1年以上、物語の構成を再考し続けながら映像の編集をするという作業が続きました。

ロサンゼルス在住の脚本家・金原拓也氏も手伝ってくれることになったのですが、ロサンゼルスはコロナ禍の影響で長い間 外出禁止令が出ており、不要不急の外出を控えなくてはいけなかったので、車で20分ほどで行ける距離に住んでいるにもかかわらず、二人でZoomでのミーティングを毎週2回約1年間続け、ようやく映画の体裁になり始めました。

そこまで進むといよいよ映画の完成へ向けて最終段階へと進む段取りを考え始めるようになりました。
なぜクラウドファンディング?

ここまでは、コロナ禍のあり余る時間をただひたすら一人で黙々と仮編集作業をすることで事足りたのですが、ここから先の映画作りの工程には様々なプロフェッショナルに参加してもらう必要があり、実際に制作コストが掛ってくることになっていきます。