【廃墟でピアノ演奏プロジェクト】音楽の力で癒しのひとときを届けたい

【廃墟でピアノ演奏プロジェクト】音楽の力で癒しのひとときを届けたい
※演奏者情報が変更されました。 草木生い茂る幻想的な廃墟でのピアノ演奏を、映像作品としてYouTubeに公開します。目で見ても耳で聴いても癒される、そんな動画です。音質や風景、画質など細部までこだわり、1人でも多くの人の心に響くような作品にしたいと考えています。

はじめまして、本プロジェクトの代表を務めます、早稲田大学4年の松本和寅と申します。

突然ですが、みなさんは音楽をよく見聴きしますか。僭越ながら私は幼少期からピアノを習い、これまで数多くの楽曲や演奏に触れ親しんできました。そのような音楽には元気や勇気をもらい、ときには悲しみや怒りに寄り添われ、助けられた場面が多々ありました。みなさんにも、これまで様々なアーティストやその楽曲によって勇気づけられてきた経験が少なからずあるのではないでしょうか。

昨今は新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴い、終わりの見えない闘いを強いられ、人との繋がりは希薄になり、心が荒み疲弊している方も多くいらっしゃるでしょう。

しかし私は、そのような苦境に立たされたときにこそ、音楽に癒され勇気づけられてきました。この度は音楽を主体とした映像作品をお届けし共有することで、みなさんにも同じように、音楽の力によって今後の活力になるような体験をしていただきたいという思いから、本プロジェクトの実行に踏み切りました。

どうか最後までお付き合いください。

本プロジェクトでは今注目のアーティスト数名に廃墟でのピアノ演奏を依頼し、映像作品としてYouTubeに公開したいと考えています。目と耳で安らぐ、そんな作品をお届けいたします。

具体的にまず視覚面では、一眼レフカメラを5台ほど設置し、廃墟全体を見渡せるような映えるカメラアングルを目指します。

廃墟にグランドピアノを置き演奏をするという試みの新奇性や、廃墟という空間の魅力を存分に有効活用できるよう、上述の方法で試行錯誤いたします。

聴覚面では、視聴者のみなさんが実際に廃墟にあるピアノの目の前で演奏を聴いているような感覚に浸れるよう、後ほどご紹介するクリエイターの方々の力をお借りしながら、動画の演出や音響を工夫いたします。

演奏する楽曲につきましては、今回ご協力いただく各アーティストの視聴者層に合わせた選曲を考えています。曲目の詳細に関しましては、本編映像公開前の予告にてお知らせいたします。どうぞご期待ください。

改めて、これまで述べてきたような方法で、目で見ても耳で聴いても癒され、心に響くような作品制作に奮闘いたします。

長崎県中央部に位置する大村湾に面した大崎半島の東にある片島。1918年に魚雷発射試験場が建てられ、現在はその遺構が観光名所となっています。その中でひときわ存在感を放っているのが、空気圧縮喞筒跡という遺構です。当時は魚雷内の空気室に空気や酸素を圧縮して装気する作業を行っていたようですが、現在は屋根を失い、建物内部には大木が聳え立ち、草木が生い茂っています。人の営みの痕跡のみを残し荒廃が進む廃墟と、生き生きとして立派に成長する自然のコントラストは素晴らしく、幻想的な雰囲気を醸し出します。こうした風景や廃墟の中央に聳え立つ大木からは、荒れ果てた世界で孤独に生きる寂しさ、つまり、コロナ禍で散り散りになった私たちが連想されます。しかし、それ以上に、そうした私たちを勇気づけてくれるような力強さを感じられたため、この度川棚町役場の皆様ご協力のもと、撮影許可をいただきました。

▼演奏者①|長村郁実、長村拓実

ピティナ・ピアノコンペティションにて、デュオ部門2007・2008・2009 年初級A 全国決勝大会奨励賞、2011 年初級B全国決勝大会優秀賞、以降も他数々の賞を受賞。入賞記念コンサートの動画は10 万回再生されている。兄弟による息のあった圧巻の連弾が魅力のピアノデュオ。

演奏例|ラプソディー・イン・ブルー