はじめに
ープロジェクトの概要
東日本大震災から、あっという間の10年。近年は、地域や人々の暮らしぶりも、大きく変化し「新しい生活様式」が求められる様になりました。
その新しい生活様式の中からも、人との繋がりや様々な体験を通して、子供たちの未来が「笑顔」であふれる様、まだまだ復興支援の手を止めてはならないと活動しています。
人との繋がりは、永く深く続けていく事がとても大切である。
これは日を増すごとに強く感じています。
震災後、陸前高田や大船渡と我々の鹿嶋を繋いでくれた恩人。
鹿島での出会いから、我々をサポートしてくれる多くの仲間や子供達。
そのみんなの笑顔を「未来」に繋げ「強い絆」で結ばれた地域を築いていきたい。
「自然災害」や「新型ウイルス」この自然界からの脅威と向き合い、地域活動や復興支援を続けていく事は、今後も『東日本大震災』を忘れずに伝えていく事にも繋がります。
今年も私達が作った「お米とお芋」を東北に届け『絆』を深めていきます。
さらに地域交流や情報交換の機会を絶やさず継続していく事。
子供達には農業体験や鹿嶋での活動を通して「人との繋がり」や「生きる為の知恵」を実感してもらいたいと考えています。
解決したい社会課題
ーどのような課題に対して取り組むのか
自然災害と向き合い共存していく事を大きな課題と捉え、今私達が出来る事を一つ一つ実行する。
国や企業の大きなプロジェクトはとても大切ですが、公共事業だけではフォロー出来ない地域での取組みがあります。
その中から「人との繋がり」を大切にし、強い『絆』を結び、また次の世代へ繋げていく。
小さな取組みですが、これからも、心を込めて継続していきたいと考えています。
活動を通じて感じるのは、この国に古くからある「農業」「林業」「漁業」から生まれ、それぞれの地域で育まれた「知恵や教え」が沢山ある事の素晴らしさです。
現実は、高齢化や過疎化で進む「担い手不足」から、少しずつ失われていく「知恵や教え」。
その大切な財産をもう一度見つめ直し、次の世代へと引き継いでいく必要があるのではないでしょうか。
このプロジェクトで実現したいこと
ー具体的な活動の内容
今、新たな脅威が「ウイルス」と言う形で、我々の生活を脅かしています。
「新しい生活様式」が推奨され、ネット社会はますます進化し充実していくと思います。
リモート会議や学校の授業などアプリを通じた配信型事業や、利便性を追求したロジスティックが生活の基盤を大きく進化させていく事はとても良い事だと思います。
ただ、リモートでの大学生活を続けている若い世代の中には「早く同世代で、たわいない笑い話がしたい!」と言う言葉も聞かれます。
そこにはネット環境下では得られない「ふれあい」があり、だれもが感じる本音ですよね。
子供たちと手作業で食材を「作る」「採る」「運ぶ」事。その共同作業を通じて「実感」する大切な「知恵や教え」を体得してもらいたい。
また、震災が深刻ではなかった地域では、風化が進みつつある事も事実です。この先、震災を知っている子と知らない子の間で、相互理解に苦しむ事も想像出来ます。
この活動を通じて、私達大人でさえも、悩み模索している「新しい生活様式」を、過去の大震災を振り返えりながら、みんなで助け合うことの重要性を再認識する。
子供たちだけではなく、私たち大人も大きな自然災害に見舞われた時、命を守る行動をとり、被害を最小限にくい止め