時に水と接触することがなければ自然放電をすることもなく、そもそも劣化するということがありません。
さらに、水電池の素材は、マグネシウム・食品添加物由来の電解液・加工した不繊布や電線コードなどで、産業廃棄物としてではなく一般廃棄が可能な自然に優しい電池となっております。
そして、5~6日間隔で水を浸漬させますと、5日~30日間は連続点灯可能となり、連続通電時間が乾電池よりも長く続きます。
以上のように、水電池は環境に優しく、いざという時にしっかりと働いてくれる電池であります。
そして、この水電池の働きが今回開発する『水難検出ユニット』の水電池センサーとして大事な役割を果たします。
【長期保存可能・連続通電時間が長い・水で発電をする】という部分は乾電池ではなく、より水難事故の予防に最適な水電池が必要となり、また国連の掲げる【SDGs】の目標として、産業廃棄物を削減することにより、大気汚染や不法投棄による土壌や水質汚染などの環境問題の改善に取り組むことになります。
最近では、この水電池を使用した河川増水危険警告灯を開発し、国土交通省に採用され試験運用されております。
◆技術革新について◆
前述したとおり、従来のライフライトでは水電池が水に触れることで光を発光させるのみの機能でしたが、【ライフライト2021】は発光するのみではなく、さらに水電池をセンサーとして使用し、水電池センサーを経由して発電した信号により位置情報を無線通信で発信させる機能を搭載します。
※特許出願資料
【ライフライト2021】を首から掛けてライフジャケットに装着します。
水を注入する開口部は両サイドの下部に設計し、落水と同時に水が注入されるようにします。
水が注入されると、上部と両サイドにあるLED照明が発光するようになり、警報音を同時に鳴らすことが可能となります。(警報音は停止ボタンで止めることができます。)
開口部から水が注水されると、水電池センサーが注水を検知し内蔵バッテリーが発電をすることにより『ユニット固有情報・測位情報・着水情報』を【水難救助アプリ】をダウンロードした端末に送信します。
また、登録したメールアドレスにメールにて警告文を送信することも可能となります。
※特許出願資料※特許出願資料
また、下記のようにOpenStreetMapなどを使用して地図情報と連動させたアプリとなり、より正確な情報を提供することとなります。
さらに、小型のバッテリーを搭載することにより、下記のようにGPS機能で常時位置情報を検出できるようにし、基準位置を指定した場合、そこからの範囲設定から対象者が出てしまった場合にも警告を発することが可能となります。※特許出願資料
※特許出願資料
この基準位置の指定ができることにより、河川敷における子供たちの野外活動や研修などによる行方不明を防ぐのみならず、水難事故による早期発見を可能とします。
また、海洋作業中における落水事故においても、アプリによる即時警告の発信や、メールにおける警告文の発信をし、水難者の早期発見を可能とするため汎用性のある発明となります。
特許出願も既に済ませており【ライフライト2021】(特願2021-123966)は革新的な発明として大型客船などの救難胴衣として採用されるよう、関係企業との協議も並行して進めております。
※特許出願資料
ちなみに、腕章型として形状を変更した形での生産も可能となります。
※特許出願資料
◆なぜクラウドファンディングを利用したのか◆
確かな技術力があり