相当な苦労があったと聞きます。
その実話を綴った一冊の本、『その時、半田の歴史が動いた 三十一台の「はんだ山車まつり」はこうして始まった』(半田青年会議所まつり勇士会 著)をもとに、当時中心メンバーとして活躍された方々へのインタビューを交えて、“ドキュメンタリードラマ”として描きました。
この奇跡の実話を、半田が誇る山車文化の魅力を、もっと多くの人に知っていただきたい。
映画化するにあたって、いろいろと改造しました。
追加撮影、再編集、ポスタービジュアルも一変。もはや別物ではないかと思うほどです。
さらにもう一つ。
この映画には、どうしても“今”公開したい理由があります。
それは、本来であれば来年2022年が、5年に一度のはんだ山車まつりのタイミングだったからです。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、延期することが先日決定されました。
必要な選択。でも、楽しみにされていた皆様・関係者の皆様は、ぽっかり穴が開いてしまった気持ちになっていないでしょうか。
◇第九回はんだ山車まつり
2023年10月28日・29日
1年延期になりましたが、この期間を特別なわくわくする時間にしていきたい。
「第九回はんだ山車まつり」を、全力で盛り上げていきたい。
だからこそ、“今”地元を盛り上げるためにこの映画を全国公開したいのです。
これが、“地元密着”がモットーのCACとしての気持ちです。
半田市では、毎年3月から5月にかけて、地区ごとに春まつりが実施されます。
市内10地区、それぞれが自慢の山車を曳き回す。
この祭りは神事として、古くは江戸時代から300年以上も歴史と伝統を受け継いできました。
そして5年に一度だけ、各地区から31輌の山車が一か所に集結するイベント。
これが「はんだ山車まつり」です。
勇壮な曳き回しの後、一列にずらっと並ぶ様はまさに圧巻。
山車に施された彫刻や刺繍、幻想的なちょうちん行列なども、祭り好きにはたまらない見どころです。
「はんだ山車まつり」が初めて開催されたのは、1979年5月のこと。
当時、対立や論争が絶えなかった半田の情勢を憂いた酒井義弘が、
「半田の心を一つにしたい」と、31輌の山車を勢ぞろいさせるイベントを企画する。
しかしそんな企画は前代未聞。
神様の領域を出るなんてとんでもない!
資金や、山車の通るルートはどうするんだ!
数々の困難が待ち受けるなか、酒井の強い情熱に絆された仲間たちが集まり始め――
◆作道監督からのメッセージ
今から40年前の半田。半田という街に生まれた「誇り」を後世にも伝えていくため、実現不可能と言われる中で、31輌の山車を一斉に動かし、祭りをおっ始めようとした先達がいらっしゃいました。当時の様子を取材しながら私の頭に再現されたのは、苦難と困難と、それらを情熱でもって乗り越えた、熱き男たちの大河ドラマでした。 そしてさらに胸が熱くなるのが、この祭りは5年に一回、今もなお開催され続けているのです。 私も、持てる全ての力を出し切り、関わる人、見る人、全ての方の記憶に焼き付くような作品にしたいと思っています。
2021年9月 舞台挨拶の開催場所・日程確定
2021年11月 東海圏の劇場での上映開始
2021年12月 目指せ\全国公開/
集まったご支援は、12月の全国公開に向けた宣伝費の一部に使用させていただきます。
・宣伝費
・クラウドファンディング手数料
・迷ったらコレ!イチオシプラン(10,000円)
・\俳優ファンの方はご注目/も