【ノンアルクラフトビールPJ 第1弾】0%がいろどる未来のくらしを創りたい!

【ノンアルクラフトビールPJ 第1弾】0%がいろどる未来のくらしを創りたい!
岩手県釜石市の観光名所「釜石大観音」。そのお膝元にあるシャッター商店街「仲見世通り」から、”ノンアルファントムブルワリー” 『kuu-soo BREWING』を立ち上げました。地方のくらしのなかで生まれた気づきから、これまでにはないノンアルビール商品の開発とノンアルの新たな文化づくりに挑戦します!

こんにちは、『kuusoo BREWING』 の神脇と伊藤です!

私たちは、岩手県釜石市に位置する「釜石大観音仲見世通り」(以下、仲見世通り)で、未来のくらしにいろどりを添えるノンアルビールプロジェクトに挑戦します。

まずは、私たちの活動拠点である釜石市と仲見世通りのお話をさせてください。

・岩手県釜石市

『kuusoo BREWING』 の活動拠点は岩手県釜石市。人口3万人弱の小さな町で、三陸海岸の真ん中に位置し、市の面積の約80%は森林が占めているなど、山川海が近く豊かな自然環境に囲まれています。

太平洋戦争下での2度の艦砲射撃や震災などを経験し、幾度もの困難のなかでも世界の平和を願い復興と発展に励んできた釜石市。2011年の東日本大震災でも甚大な被害を受けた地域であり、多くの人が手を取り合いながら復興に尽力してきました。

・釜石大観音仲見世通り

そんな釜石の観光名所として知られているのが「釜石大観音」。その足元に軒を連ねる商店街「仲見世通り」で私たち『kuusoo BREWING』は活動しています。

その高さ48.5mにも及ぶ巨大観音像を見上げる仲見世通りは、大観音を建立したお寺の関係者が土地を買い取って分譲したことで、統一感のある門前町となり昭和50年代には20以上の飲食店やおみやげ屋さんで繁盛していました。

しかしながら次第に観光スタイルも変化していき、賑やかな商店街をつくってきたお店も少しずつシャッターが閉まっていく状況になりました。

そして、2017年12月には営業稼働店舗が「0」に。

そんななか、仲見世通りの景観やくらしに惚れ込んだ仲間が集まり、エリア再興のための活動が少しずつ育まれてきました。これまでコワーキングスペースやゲストハウスが生まれ、2019年にはカフェOPENのためクラウドファンディングを実施。延べ443名の皆様にご支援をいただきました。

▼2019年のプロジェクト詳細はこちらから
「0店舗商店街からの復活!釜石大観音仲見世通り再興の灯となるカフェをつくりたい!」

新たな場が生まれることで、訪れる人たちも徐々に増え、一層リアルの交流を楽しんでもらえるよう、イベントの企画やお店の運営をしてきました。

これからもっと頑張ろう!という矢先、新型コロナウイルスが世界中に広まり、リアルの場を大切にしてきた仲見世通りは、その影響を大きく受けてしまいました。通りを歩く人も少なくなり、カフェの売上もおよそ半減してしまうなど、活動の継続自体が危ぶまれるほど追い込まれている状況です。

そんな最中、私たちは、強くこだわってきた”リアルの交流”のあり方を問い直し、経験値「0」から、モノの開発に挑戦することを決意しました。仲見世通りの持続的な未来を描きながら、私たちが届けるモノが、誰かのくらしや社会を楽しくする取り組みを行います!

私たちが着目したのは、ノンアルコールクラフトビールです。キッカケは釜石のくらしのなかでの気づきでした。

仲見世通りは、駅から少し離れていることもあり、来訪する方々の移動手段の9割以上が車になっています。活動する私たち自身もスーパーへの買い出しや銭湯に行くのに毎日車で移動しており、生活のなかで車は切っても切り離せません。

もちろん居酒屋や飲食店にも車で行くことがほとんどです。そのため、「ちょっと今日車なので・・」とノンアルを頼むシーンが多いことに気づきました。

美味しい地酒やクラフトビールなどを嗜む人たちがいる一方で、ふと見渡すと運転を控えた人がノンアルビールやソフトドリンク