はじめまして、「Ethical&SEA」の吹上です。
わたしたちは、次の世代まで青い地球を残すため、「Ethical」「Sustainable」「Tech」を軸に、エシカルな商品を選んでいただくことで、“ちょっと豊かで気持ちのいい選択”ができる機会を提供するセレクトショップです。
そのなかで、エシカル消費・サスティナブルを促進するために、プラスチックフリーやオーシャンフレンドリーなど、7つのストーリー(SEVEN STORIES)を大切にした商品を取り扱うことで、次の世代まで青い地球を残すための活動を行なっています。
今回はその取り組みの一つとして、Ethical&SEAにて海洋プラスチックゴミ回収装置「Seabin(シービン)」を設置することにしました。
SEVEN STORIES
Ethical&SEA 横浜
Ethical&SEAでは、次の世代に青い地球を残すために、いま地球で起きていることや、わたしたちにできることを、体験を通じて楽しく一緒に学べるワークショップを開催しています。
最近では、「株式会社テクノラボ」様にご協力いただき、海洋プラスチックゴミをアップサイクルしてできる工芸品「buøy(ブイ)」作りのワークショップを開催しました。
※アップサイクルとは・・
本来であれば捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせること。
buøy作り(キーホルダー)ワークショップの様子
<”プラスチックオーシャン”という現状>
プラスチックで溢れかえってる海のことを「プラスチックオーシャン」と呼ぶことはご存知でしょうか。
国連環境計画(UNEP)によると、日本の1人あたりのプラスチック使用量は、1位のアメリカに次いで、世界第2位(Kg per capita)。
人口約14億人の中国や、約13億人のインドと比べると、わたしたち日本人の1人ひとりのプラスチック使用量がどれほど多いのかがわかると思います。
プラスチックゴミが漂っている海
砂浜で見つけたプラスチックゴミ
また、2016年世界経済フォーラム年次総会(通称ダボス会議)で示された試算によると、“2050年には、海中のプラスチックの量が、魚の量を超えてしまう(重量ベース)”といわれています。
世界では、毎年800万トンものプラスチックゴミが海に流れていて、
その影響は、海で暮らす生き物はもちろんのこと、魚を食べる人や家畜にも広がっている、ともいわれています。
プラスチックは分解されることのない物質。
誤ってプラスチックを食べてしまったクジラや海鳥などが、体内にプラスチックが溜まることで命を落としたり、海に浮かぶゴミが絡まってうまく泳げず命の危機に瀕する生物も多くいます。
ペットボトルや容器など、使っていないものを探すことが難しいくらい、わたしたちの生活に密接に関わっているプラスチック。
便利になった反面、その裏側にある恐ろしい現状を知り、
「なんとかしたい」
そう思った時に、この「Seabin」のことを知りました。
<Seabinとは>
Seabin本体
Seabinとは、社会貢献事業としてクラウドファンディングから生まれた海洋プラスチックゴミ回収装置です。
2014年から現在まで、39の国と地域で860台が設置されており、日本では18台(そのうち関東では9台)が設置されています。
設置することで、海に浮遊しているゴミを自動で回収し、1日で最大で2