はじめに・ご挨拶
はじめまして、粂田剛といいます。
普段はテレビなどの映像ディレクターとして活動しています。
昨年、7年間かけて撮影したドキュメンタリー映画「なれのはて」が第3回東京ドキュメンタリー映画祭で長編部門グランプリと観客賞をダブル受賞しました。
このプロジェクトで実現したいこと
様々な事情でフィリピンに辿り着いた日本の男たち
ある人は、フィリピン女性にハマり
ある人は、日本で事件を起こし
ある人は、仕事が無くなった日本から逃げるように…
男たちを待っていたのはどんな運命だったのか?
彼らの姿を7年間追い続けたドキュメンタリー映画「なれのはて」
その劇場版を配給・宣伝するための支援をお願いしたい!
プロジェクトをやろうと思った理由
【はじまりは…】
日本から出て海外に行った男たちは、そこでどんな暮らしをすることになるのだろう?
その生活は不幸なのか、それとも幸せなのだろうか?
昔から漠然とした興味がありました。
そんな時、フィリピンに生きる困窮邦人を描いたノンフィクションを読み、
こんな男たちの姿を映像化したい、と強く思い、始めて訪比したのは2012年9月のことでした。
【7年間彼らの姿を追い続けた】
それから7年近く、数ヶ月ごとに私費で訪比し、マニラとその周辺に住む日本人を取材し続けました。
最初は思い描いていたような人がなかなか見つからなかったのですが、徐々に人脈もでき、
興味を惹かれる人に出会ったら取材をお願いし、OKしてもらえたら、ひたすら密着し撮影する、
その繰り返しでした。
彼らが住むのは、貧しい人々が多く暮らす地区。
「こんなところでカメラ出したら危ないよ」何度もそう言われましたが、
撮影を目的に来てるので、めげずに、勇気を持ってカメラを回しました。
実際に危険な目に遭うことはありませんでしたが、
一度ホテルでパスポートを盗まれ大騒ぎになったことはありました…
最後にフィリピンを訪れたのは2019年5月…訪比回数約20回、滞在日数約200日、
出会った日本人は50人を超え、撮影した映像は200時間近くになっていました。
その膨大なフッテージと格闘しながら編集をスタートさせ、
「自分は何が撮りたかったのか、またどんな作品にするべきなのか」
が見えるまで1年以上かかりました。
(それが何なのかは、ぜひ作品をご覧ください!)
そして…継続的に取材してきた男たちから4人のフィリピンでの暮らしをまとめ、
2時間6分のドキュメンタリー映画として一旦完成したのが2020年6月のことでした。
【グランプリと観客賞のダブル受賞を果たす】
その映画『なれのはて』を2020年の第3回東京ドキュメンタリー映画祭に出品したところ、長編部門グランプリ&観客賞をダブル受賞しました。「映像に圧倒された」「男たちに凄まじい生き方に衝撃を受けた」など嬉しい言葉をたくさんいただきました。
そして、何人かの劇場関係者の方から、「ぜひ劇場で公開しよう」との声も…
舞台挨拶もしました
もともと7年間に渡って撮影を続けたのも、取材させたくれたある人から
「こんな男がいることを多くの人に知って欲しい、伝えて欲しい」
と言われたことが大きなモチベーションでした。
自分が撮らなければ、作品として完成させなければ、そして観てもらえる場所が得られなければ、
フィリピンでこんな「第2の人生」を送っている男たちがいることを、誰も知らない…
そして今、全国の劇場で公開できるチャンスが目前にあります。
ぜひ、実現したい