はじめに・ご挨拶
1960年、大阪生まれ。
1972年、12歳の時から白馬に暮らし、49年と6ヶ月目。
1980年、19歳で描いた私小説的漫画作品が、月間漫画ガロで入選し、20歳で漫画家としてデビューして以来、白馬の自然とともに暮らしている大塚浩司(おおつかひろし)と申します。
当時、漫画家として食っていくには東京に出なければならず、田舎暮らしが性に合っていた自分には無理だと断念。白馬暮らしの絵描き、デザイン、本の執筆、クラフト作家として、ローカルを舞台に細々と仕事をしてきました。
このプロジェクトで実現したいこと
電子書籍ではなく、手にして楽しめる書籍を出版したい!!
鉛筆一本で精細に描いた「白馬マウンテンアート作品集」は、僕自身25冊目の本としてamazonの電子書籍で既に発売し、好評を得ておりますが、ご購入いただいた方から「作品集として手にとってじっくり観たい」との声が、いくつか寄せられました。
また自分自身も、書籍としての作品集には思い入れがあり、白馬生活50年、作家生活40年の記念として、気軽に手に取れる、ライトな感じの作品集を出版したいと思いました。
ただ、作品集として観て読むだけの本なら、だれでも考えますし、できると思います。
実現すれば書籍として僕自身9冊目となるこのプロジェクトでは、電子書籍では絶対に味わえない、他にあまり例のない斬新なアイディアを加味し、誰もが2冊は欲しくなる本づくりを目指します。
プロジェクトをやろうと思った理由
いつもお世話になっている出版社さんに相談し、、誰もが2冊は欲しくなる本 として出版の方向で進んでいますが、信州、白馬暮らしの、ただのローカルアーチストが、鉛筆一本で精細に描いた山々の絵の作品集に、どれほど興味を示していただけるのか、とても興味があります。
また、なかなか本が売れない昨今、この場と皆様のお力をお借りして、スカッと出版、販売促進につなげていきたいと思います。
これまでの活動
若いころは、大きなキャンバスにアクリル絵具で白馬の山々を描いていましたが、あまり絵が売れず、家族を抱え厳しい生活を送っていました。
30代からの渓流魚作品のヒットと、ライフワークで始めたルート66の旅や、ネイティブアメリカンとの交流を、新聞や雑誌で連載、さらに本として出版されたことで自身の認知度があがり、やっと食えるようになりました。
あまり売れなかった山の絵は、封印することにしましたが、白馬の自然の中で遊び、作品作りや執筆を続けてきた僕にとって、雄大な白馬の山々は常に心の支えです。
2019年、つまり還暦の前年から、30年間近く封印してきた山々の絵に再度挑戦することにしました。
モノクロームの鉛筆画のため、絵の取材はすべて厳冬期。テレマークスキー、BCクロカン、スノーシューを履いて、野山に、ゲレンデに出かけて取材しています。
心がけたのは、生活と共にある山の風景。天候には左右されますが、安曇野から白馬にさえ来ていただければ、誰でも行くことができる地点から見える山の絵を描くことに徹しました。
自身、作家としての原点である漫画の、原稿描きに使用していたケント紙と、ごく普通のHBの鉛筆一本だけで、もう一度山の絵に取り組もうと。しっかりとした絵が描けるうちに、自分が滅した後も、白馬の財産になるような絵を残したいと。愚直に、精細に白馬周辺の山々を描くことに没頭しました。
3年間で描いてきた鉛筆画の中から厳選し、作品集に収めます。
絵の取材場所も明記し、信州、安曇野から白馬をご旅行される方