排出される削りカスを10%程度樹脂に混合させて再生し、釦裏面の層となります。
表面からは貝調釦になるよう仕上げて、2層の釦となっています。
☑千葉県の縫製工場にて縫製
抜染加工された生地と釦は千葉県南房総市の縫製工場に送られ、シャツの生産に入ります。
今回縫製していただくのは、有限会社内房スバルソーイングです。
大手アパレル企業のシャツ、ブラウスを中心に生産している、技術力の高い縫製工場です。
サンプル作成の段階から工場の社長・工場長・現場担当者と学生とで入念に打ち合わせをし、今回のシャツ作成では細かい仕様部分にまでこだわりました。
折伏せ縫いや袋縫い・本ケンボロといったシャツの仕様を、一つ一つ丁寧な工程を重ねて仕上げていきます。
≪有限会社内房スバルソーイング≫
(HP準備中)
☑オゾン加工による仕上げ
完成したシャツは再度横浜市の有限会社動夢計画へ送られ、最後の仕上げをします。
通常デニム製品は沢山の水を使った洗い加工による仕上げをしますが、今回は水をほとんど使用しない「オゾン加工」という環境に配慮した方法で加工を行っています。
“オゾン”には強い酸化作用があり、殺菌や消毒・脱色に使われています。その特徴を利用したのがオゾン加工であり、通常の洗い加工より加工時間も短くて済みます。
また、使い終わったオゾンは分解して酸素になるので廃液の問題もなく、とっても環境に優しい加工なのです。
最終仕上げされたシャツは、ごわつきが無くなり程よい柔らかさで着心地の良いものとなります。
こうして各工程を日本のプロフェッショナル達が一枚一枚丁寧に仕上げたシャツを、1人でも多くの方へお届けしたいと思っています。
左から順に➡佐々木実穂、リテフン、佐藤ひかり
この度は、学生の私たちだけではできなかった貴重な経験をさせて頂きました。
ただ漠然としていた頭の中のものが形になり、このようにして世に出すことができ、とても感謝しております。
日本の伝統技術である段落ち抜染を用いて生まれたデザイン、オーガニックコットンデニム、無駄を最小限に抑えた裁断方法、ボタンなど細部にまでこだわりました。
現在アパレル業界を目指す我々学生達は、業界の大きな過渡期に直面していて、これまでの常識から持続性を求められる方向へ動いています。そんな現代の中で、持続性と新鮮さを追求して多くの方に支持されるような服を作りたい一心で制作しました。
私たちの想いのこもった1枚を、どうぞ皆様にも直接触って着て頂けると幸いです。
〖商品の取り扱いについて〗
(インディゴ製品)
この製品はインディゴ染めです。
他の製品には味わえない自然な色合いがあり、洗う度に独特の色落ちの変化を楽しめます。
取扱いの際は、取扱い絵表示をご確認の上、次の点に十分ご注意ください。
●着用により他の衣類等に色が付着することがあります。
●摩擦により淡い色のベルトやバッグ等に色移りしますのでご注意ください。
●下着等は同系色のものを着用されることをお勧めいたします。
●色落ちしますので、他の物と一緒に洗わないでください。
●デニム製品は、汗や摩擦により、衣類・バッグ・イス・車のシートなどに色移りしますのでご注意ください。
●アイロンの際は、当て布をしてください。
●強い日光(または照明)を長時間受けますと変色の恐れがありますので、着用及び保管の際はご注意ください。
●この製品は独特の柄の為、一点ごとに柄の見え方が異なります。
●この製品は製品洗いをしています。そ