五代目の鍛造と精魂を込めた研ぎ技が創る肥後守ナイフの逸品定光作

五代目の鍛造と精魂を込めた研ぎ技が創る肥後守ナイフの逸品定光作
明治27創業の「肥後守」永尾かね駒製作所五代目が魂を込めて鍛造 欧米はじめ世界の愛好家が1年待ちの肥後守に新たな逸品が誕生お茶筒にも使われる東北ヤマザクラの樹皮 昔ながらの特殊技法で工芸家高橋弘氏が鞘を装飾親子で肥後守ナイフ、使ってみませんか

定光作 多層鋼の刃紋

定光作 多層鋼の鍛錬(五代目)
はじめに・ご挨拶

私が生まれ育った兵庫県三木市は金物の街で肥後守ナイフの生産地ですが多くの工場が廃業され、現在は永尾かね駒製作所さん、たった一軒になってしまいました。伝統ある三木の肥後守の魅力を多くの人に知ってもらいたい、子供達に「正しい刃物の使い方」を伝えたい。そんな思いでこのプロジェクトを計画しました。 今回のプロジェクトの目的とプロダクトについて簡単に説明します。

私も鋸鍛冶の家に生まれたので3年ほど家業を手伝ったことが有ります。

その後、金物卸業になった頃は肥後守ナイフを全国に販売していました。

子供が小学生になるころは刃物は危険だとの風潮が有り子供に刃物を持たさない運動が広がりましたが

親子での物つくり、竹とんぼや竹馬、紙鉄砲、竹笛などいろんな遊び道具を造ったことを今でも子供たちも覚えています。

中部地区の某小学校では入学すると肥後守を1丁与えて1年生が使える様になるまで6年生が個人指導する運動を数十年続けられています。

四代目も招待されて訪問した時はスター的な歓迎を受けたらしいと五代目から聞きました。

手習いは小学生くらいから始めるのが良いと思います、成人になって初めて刃物を使うのはかえって危険ではないでしょうか。

プロダクトのご紹介

播磨の国・三木は大工道具の町として日本は元よりアジア始め欧米そして世界に知られています。

その三木に「肥後守ナイフ」は他の道具類にはない「五代目」への継承がされています。明治時代に生まれた鞘付きナイフ「肥後守」は古式に則った技法にて、一振り一振り丁寧に鍛錬された逸品です。

五代目の鍛錬の音をお聞きください!!

多層鋼 青紙割り込み(特大:全長・210mm/刃渡り・90mm)

数種類の鋼を重ねた波紋 が美しい

定光作 多層鋼ナイフ 特大 桐箱入りにてお届け

こだわり・特徴

今回特別にご用意しましたのは3種類の肥後守。日本の「割込」の技術はドイツのケルン国際ハードウェアメッセでも毎年大変高い評価を受け、ドイツで出版された ”JAPANISCHE SCHMIEDEKUNST(Rudolf Dick著)出版 Wieland Verlag” に掲載、フランスの雑誌「PANORAMA」で10ページ以上特集されたほど。昔ながらの鍛造で熟年の職人さんが丁寧に作る日本の肥後守の素晴らしさが知られ、海外の愛好家に人気が高まり、近年は注文しても約1年待ち。入手が大変困難な逸品です。

ドイツのケルンメッセでの商談風景:左端が五代目
プロダクト誕生までのお話

世界中の愛好家が一年待ちの品が 「なぜ、CAMPEFIREで?」
今回のプロジェクトの相談に伺ったところ、1年待っていただけるなら受けますとの事でした。

一時は諦めようかと思いましたが、1年待つ気で新たな提案をさせて戴きました。量産されている製品では無く、一振り一振りを五代目に手造りして戴き五代目の作品として残る「肥後守」をお願いしました。

熟慮された後、五代目が一人で造るなら休日を充て数か月で完成させましょうとの返事を戴きました。

拘りを持って造っていただくために「定光作」の刻印を新たに造り、五代目の精魂を込めた鍛錬と切れ味が現れる研ぎをお願い致しました。

リターンのご紹介

私たちの願いは「多くの方に肥後守を使っていただきたい、後世に残したい」「親子でモノづくりをする時間を楽しんでいただきたい」。そのため親子向けの肥後守をご支援頂いた方に手作り材料キットをご準備