「花笑(はなえむ)カフェ」備後安田の”花鳥風月”を歩路(あじ)わう拠点を創る!

「花笑(はなえむ)カフェ」備後安田の”花鳥風月”を歩路(あじ)わう拠点を創る!
あまり知られていない広島県中央部のまち「備後安田」。実は他所にはない魅力がたくさん詰まった地域です。この地を離れて38年。昔のように再び人で賑わうよう、生まれ故郷の魅力を最高の楽しみ方でご紹介し、訪れた方が笑顔になれる時間を提供する拠点を創ります!

人が出会う拠点創り、それが私の夢と目指すべき姿です。

「きっかけや足がかりを創る」。それが活動を通じて、私がここ「備後安田」に生まれた意味なのではないかと思うようになりました。皆さんの持っている力を発揮していただける拠点の旗振り役が私の使命だと思っています。

「備後安田」は広島県北東部に位置する四方を山に囲まれた盆地の中の集落です。

立春のころには「ユキワリイチゲ」や「セツブンソウ」、「セリバオウレン」の山野草が咲きます。本格的な春になると「香積寺」の桜が咲き、多くのカメラマンが汽車と共にカメラのシャッターを切ります。

若葉の頃は渡り鳥の「ブッポウソウ」が訪れ、朝早くから青空に美しい翼を広げ賑やかに鳴きながら飛び回ります。野鳥観察ができる小屋もあり、カメラ愛好家が訪れます。また、絶滅が危惧されている「ダルマガエル」も住んでいます。
初夏は上下川を「ゲンジボタル」・「ヘイケボタル」が乱舞します。また、「キンボタル」がいることも確認されています。川の水は冷たく、足をつけて涼をとることも楽しみの一つです。夜は満天の星空が広がり、大変贅沢な静かな時間になります。
秋は黄金色に輝く稲穂の上を、たくさんの種類のトンボが飛び交いその光景を手作りの案山子が楽しそうに見守っています。また、彼岸花と汽車の撮影をするために訪れるカメラマンも低い姿勢で撮影しています。また山にはたくさんのもみじや紅葉が山を染め、「香積寺」や「艮神社」のイチョウも見事に色づきます。
また、1年を通して楽しめる場所として、「きさ安田パークゴルフ場」があります。ここはよく芝の手入れがされ、町内はもとより町外からも大人気でたくさんの方がリピーターとしてプレイに訪れています。近隣の「灰塚ダム」の近くにトライアル場があり全国大会も開催されます。

何もないけどこんなに素敵な自然があふれている「備後安田」のほとんど知られていない魅力を是非探しにお越しいただきたいです。

少子高齢化が進み、人口が減っていくなか、小学校閉校・保育所閉所し、住民が顔を合わせる機会も減りました。昔は、日用品を扱う商店などもありましたが、買い物する場所もなくなり、小学校の再利用の話もなかなか前に進まず、誰か何かできないか、人の集まれるコミュニティがあったらなどという声を聞いているうちに、私にも何かできることがあるんじゃないかと考えるようになりました。

私が現在住んでいる徳島県には神山という町があり、IT企業のサテライトオフィスや田舎の景色が素晴らしいとIターンで食堂やパン屋の出店があり、県内で唯一人口が増えた町です。私のふるさと「備後安田」でも、そうした取組みが可能ではないのかと考え、本プロジェクトを立ち上げました。

最近は起業を視野に入れて、製薬会社が作るお弁当業務で「食」の勉強中です。安田にはこうやって足を運んでくれる方がゆっくりする場所が近くになく、高齢者が人口の殆どを占める安田の「食」のお手伝いとコミュニティを作ることで、人の流れや拠点を作りたいと考えました。

①「安田マルシェ」の開催
古民家の軒下を利用して「安田マルシェ」を月2回開催。このあたりでは珍しいワカメや竹輪、徳島ラーメン、サツマイモ、レンコンなどの徳島県の特産品を販売。その他、地元住民が20人以上が出店することもあり、大変毎回盛況です。

②山野草群生地への風車設置
冬から春にかけて「おごそ風」と呼ばれる谷風が吹いています。同時期に咲く「ユキワリイチゲ」と「セツブンソウ」を見に来る観光客や写真ファンの目印となるように2年前から風車の設置を