すがお付き合いいただけたら嬉しいです。
私は小さなころから、自信がなく何をするときも後ろ向きな性格でした。中学生のころになると自信の無さを隠すように強気になりました。当時は、かなりの瘦せ型であることを友達にバカにされ、喧嘩をしたり、自尊心を削るそんな毎日でした。そんな自分の弱さを変えたくて高専では部活でストリートダンスに挑戦しました。人前で踊ることはとても度胸がいりましたので、自信をつけるために、自分が納得するまで練習を重ねる毎日でした。発表や大会前日には自信がある状況を作りこんで本番に挑むのですが、いつも本番になると空回りして練習とはかけ離れた結果に落ち込んでいました。今思えば、強気になることで自分を作りこんでいただけで、あれは「自分らしさ」ではなかったんだと思います。ダンスは部活として7年間所属しておりましたが、高校3年生のときに出会ったのが筋トレです。放課後と部活の間の時間に氣の合う先輩方と遊ぶようにトレーニングをしていました。楽しく毎日続けていくうちにカラダも大きく変化し、いつしか自信が自然と身についてきたのです。トレーニングでカラダの無意識的な逃げと戦い、自分を追い込み、筋肉が少しだけ大きくなる。この成功体験の積み重ねが、いつしか何事も前向きに取り組める自分を創り上げたのです。これが私が筋トレを23歳になったいまでも習慣にしている理由です。トレーニングの可能性は身をもって実感しており、この素晴らしい習慣を多くの人に広めたいと思う理由です。
こちらはダンスに没頭しすぎてロサンゼルスにダンス修行に行ったときの写真です。
祖父の死をきっかけに
私が20歳のとき、大好きだった祖父ががんで亡くなりました。だんだん弱っていく祖父になにもすることができず感じた不甲斐なさは今でも鮮明に覚えています。悔しい思いをきっかけに私は生活習慣病、健康について勉強するようになりました。するとわかってきたことは、生活習慣病はきれいな食生活と適度な運動で十分予防できるということ、それから現代にどれだけカラダに悪いものが日常にあふれているかという現実です。避けては生活できていないほどにあふれてる現実を知り、蓄積したものを排出できる方法はないのか調べたところ出会った手法が「ファスティング」です。ファスティングについての説明は次の章でご説明します。きれいな食事と適度な運動で人間は心身ともに豊かに健康に暮らすことができることを知った私は毎日時間を忘れて勉強とトレーニングに明け暮れました。高専を卒業し就職してからも、時間を忘れ夜中まで勉強してしまってる日もありました。通勤の満員電車での勉強はものすごく集中できて1時間があっという間の毎日でした。そんな生活をしていた中で、少しずつこの知識を生かして人を幸せにしたいという気持ちが芽生えてきました。もちろん7年工学を勉強してきて、学んだ工学が生かせる会社に就職し働いておりました。辞めるなんてことは最初は考えられませんでした。しかし、いつしかトレーニングと食事で人を幸せにすることが自分の使命だと感じ始めました。勉強した知識を生かして友達にトレーニングを教えたときに返ってくる、イキイキした姿と笑顔。食事指導により徐々に結果が出てきた友人の笑顔が何より自分にとって幸せだったんです。私は仕事を辞めてパーソナルジムを開業するべく動き始めました。
もちろん親は猛反対です。何度も何度も事業計画書を作り直し、事業への情熱を込めて何度も説明しました。いつしか少しずつですが理解を示してくれるようになり、最終的には応援してくれるまでになりました