はじめまして!
東京都立川市で子育て真っ際中の水城(みずき)優子です。
産後、誰も知り合いがいない中、子育て団体を起ち上げ、
毎月の親子イベントやママフェスを4年間、開催してきました。
今年3月に合同会社を設立し、
産後のママに贈る「子育て応援絵本」の出版を目指しています。
子育てはいつの時代も楽なものではないけれど、現代は特に孤独な子育てになりがちです。核家族化、近所付き合いの希薄化などの影響で、当たり前に子育てをシェアできなくなり、「孤育て」「ワンオペ」という言葉もうまれました。1歳未満の子どもを抱えた母親の自殺率、産後うつの割合、児童虐待件数、これらの数字が年々増え、個人の責任だけが問題ではない、大きな社会問題にもなってきています。
(イメージ図)
そんな中でもママたちは「母親なんだから」という想いを強くもち、日々葛藤し、時に自分を責め、落ち込むことだって少なくありません。さらに社会にも「母親なら〇〇すべき」という理想の母親像や性別的役割分担の概念が未だ根強く残り、まさに”息苦しい子育て環境”が今、あるのです。
だからこそ、今、産後のママの”心”に寄り添う絵本を贈りたい!
出産のことや赤ちゃんのお世話は教えてもらっても、産後のママの身体や心のケアについてじっくり教えてもらうことはほとんどありません。母の心の寄り添う機会や時間はなおのことありません。産後は身体も心も不安定なまま、子育てが始まるのです。
子育て応援絵本『あなたをここに表彰します』は、そんなママたちの心に寄り添う1冊です。子育ての大変さに共感し、「子育ても大事だけど、あなたも大事」と寄り添い、いつか終わりが来るかけがえのない子育ての幸せを優しく感じさせてくれます。
私は執筆経験も出版経験もありませんし、この絵本自体も個人的な価値観の押し付けにしたくはありませんでした。そこで昨年1年間を通じて、交流会・ワークショップ・インタビュー・アンケート・相談会などを行い、体験談や意見、アドバイスをいただきながら、総勢300人以上のママ&パパたちと制作してきました。
絵本の中の文章、編集もママとパパたち。だからこそ、同じ目線で、本当に届けたい想いとメッセージが形になりました。
読んで終わりではなく、1冊の絵本にいろいろな価値や意味を込めて制作しました。
絵本のコンセプトは【表彰状】。子育ては当たり前に「おつかれさま」も「ありがとう」もないけれど、家族のためにがんばるママたちに表彰状な絵本を贈ります。だから絵本のタイトルは『あなたを ここに 表彰します』
ママたちだけで完結せず、たくさんの人たちを巻き込みながら届けたい。そんな想いから絵本をギフトとして贈ります。産院から、パートナーから、家族から、友人から、みんなでママを表彰します。
絵本というきっかけは小さいけれど、ママたちの心を支える存在はきっと大きく、規模が大きくなればきっと子育て支援になる、それが子育ての新しい価値観をつくる一歩にもなると信じています。
絵本の裏表紙は、誕生日時や身長、体重の記録、足型や写真を残すことができ、世界でたった1つのメモリアルブックにもなります。
絵本をつかったワークショップ・イベントは産後のママたちが集まるきっかけづくりにもなります。「絵本をもらっておしまい」ではない、また集まって、話して、笑って、つながる・・・そんな1歩を目指しています。
「ママたちが”困った時”ではなく、そうなる”前に”届けたい」「”手に取った人”だけでなく、”全てのママ”に届けたい」