食のセレクトショップ&カフェ・テマヒマをもっと味わって欲しい!

食のセレクトショップ&カフェ・テマヒマをもっと味わって欲しい!
民藝と発酵をモノサシに食を通して暮らしの豊かさを提案する古民家セレクトショップ&カフェ「テマヒマ」。より心地よい空間作りを目指して、新しいステップに向けて、皆様のご支援をお願いします。

はじめに・ご挨拶

はじめまして。大阪と京都のちょうど真ん中、高槻にある食のセレクトショップ&カフェ「テマヒマ」代表の太田準と申します。

テマヒマは、JR高槻駅から徒歩9分ほど、住宅街のかなり隠れ家的立地にある築約90年の古民家をリノベーションして、2018年10月1日にオープンしました。

現在、我々夫婦と個性豊かなカフェスタッフ3名の総勢5名で営業しています。

<①スタッフ集合写真追加予定>

テマヒマは「民藝」×「発酵」をテーマに、妻でみそソムリエの店主がテマヒマかけて作る発酵食品を中心としたカフェ、テマヒマかけて作られた暮らしの器・道具、食に関する古書を販売するセレクトショップです。

店内では手前味噌作りなど食に関するワークショップや勉強会も開催しています。 手前味噌作りワークショップは、お声がけ頂き出張講座をすることもあります。また最近では、連載も含めお味噌を使用したアレンジレシピの監修や提案もしています。

(店内での手前味噌作りワークショップ)

(味噌アレンジレシピの提案)

商品・お店が作られた背景

開店から3年目、お蔭様でこれまでCASA BRUTUS,SAVVYといった雑誌や朝日、産経といった新聞など沢山のメディアからも取材を頂きました。その際、「なぜお店を始めたのか?」という質問をよく聞かれたのですが、昔からやりたかった夢というわけでもなく、導かれるように気が付いたらこうなっていたというのが正直なところです。

■みそソムリエへ

妻は約20年前と早くに母を亡くしました。その看病をする中で食の大切さを意識するようになりました。まずは、安心安全な食材を選び、よい調味料を使うところから始まりましたが、ぬか漬けを始め、(ぬか床の中の)菌や発酵の奥深さを感じるようになります。近所の有機野菜のお店のお味噌作りを手伝ったことから、お味噌に目覚め、好きが高じてみそソムリエの資格を5年前に取得しました。もちろんその時点ではお店を始めるなどとは思いもよらず、実際お店を始める直前まで専業主婦でした。

■独立開業へ

一方僕は、ある大手通販会社に勤務していて、ファッションやEC関係のお仕事をしていました。そこで得たブランディングやマーケティングなどの知識や経験は今にも活かされていますが、一方でサラリーマン時代の終盤、マネージメント職だったこともあり、会社の方向性や自分の仕事についてギャップを感じるようになっていました。売れるモノではなく、自分に純粋に好いと思うモノやコトを素直に提案したり表現したいという想いが募っていました。あくまで趣味で民藝の器を集めたり使ったり、作り手のもとを訪ねたりしていましたが、民藝のモノやその作り手との対話、民藝的な考えは自分にとって救いとなっていて、いつの頃からかそれを生業(なりわい)に出来ないかとぼんやりと思うようになっていました。そして大学卒業後22年間勤めた会社を退職、独立開業する決意を突如しました。

(地元高槻の中ノ畑窯さん)

■民藝と発酵

現在の社会は、効率一辺倒で、いかに速くいかに最短距離で目的に辿り着くかを求め求められ、多様性は失われどんどん均質化・画一化されているように思います。そして不寛容さも増すばかりです。民藝運動が当時の工業化が進み手仕事が失われつつあった時代や、沖縄やアイヌ、朝鮮などの周縁を認めないような社会、欧米美術への一方的な崇拝に対するオルタナティブやカウンターカルチャーであったように、現在のそんな社会状況に対して、民藝や発酵的な思考はモノサシになると考えています。例え