はじめまして
初めまして、本プロジェクトの企画・デザインを担当しておりますPAW-MOTTO代表の西野です。
私はこれまで、猫のストレス回避ツールとしてクラフト猫家具(Paw-tition パウティション)の企画・デザイン・制作などを行っておりました。そしてこの度、猫の健康に直結する食生活において、猫とそのオーナー様の悩みを解決すべく、より優しい形のフードボウルを企画・デザインすることにいたしました。
写真は完成イメージです
では、そもそもなぜ、フードボウルを作ろうと思ったのか、まずはそのきっかけからお話します。
プロダクト開発のきっかけ
我が家には、鼻ぺちゃから鼻高まで、短足から足長まで、短毛から長毛まで、それぞれ個性を持った4匹の愛猫がいます。
これまで、もっと食べやすく愛猫に優しい器はないものかと、いろいろ買っては試してきました。でも、どこか食べにくそう。これはもう、仕方がない事なんだと思い、なんとなく一番「良さそうな」器を使い続けました。
その結果、なぜか鼻ぺちゃ猫だけ、痩せ気味になりました。
運動量が多いからかなと思っていたのですが、じっくり観察してみると、どうやら鼻ぺちゃ猫だけ食べるスピードが遅く、とても食べにくそうにしていると分かったのです。また、食べるのが遅いので、ずっと見張っていないと先輩猫にすぐに取られてしまいます。
そして、鼻ぺちゃ猫以外にも食べ残しや食べこぼしをする猫がいることも、以前から気になっていました。
鼻ぺちゃ&長毛種の愛猫がウェットタイプのフードを市販のフードボウルで食べている様子
やがて私だけでなく、「世の中の、猫と暮らすオーナーさんも、猫の食器に関する、同じような悩みを抱えておられるのではないか」と考えるようになり、ならば、という思いでフードボウルを開発することにしたという訳です。
多くの猫オーナー様のフードボウルに対する悩みに応えたい
まずは「世の中の、猫と暮らすオーナーさんの抱える、猫の食器に関する悩み」が、果たして自分自身と近いのかどうかを知るべく、SNSを介して実際にアンケートをとってみることにしました。すると、短期間(2021年3月末にかけて5日間)にもかかわらず、100名余のオーナー様からご回答をいただけました。
その結果、多くの方がフードボウルを愛用されており、そのうちの半数以上の方が与えているフードの種類に関わらず「食べこぼしが多い」「なんとなく食べにくそう」「食べ残しが多い」と回答されたのです。
やはり、私の感じていることは、多くのオーナー様と同じだったのです。そして何より、愛猫が食べやすいかどうかを重要視されているという事もわかりました。さらに、愛猫の種類も様々な上に、カリカリタイプのみ与えているオーナー様もいれば、ウェットタイプのフードを与えているオーナー様もおられました。 ちなみに、我が家では、カリカリタイプとは別に、ウェットタイプのフードに粉末のサプリを混ぜて与えています。これは、猫に必要な栄養素を補うためです。我が家では、サプリに限らず投薬時もウェットタイプの給餌は欠かせません。これからも、しっかりと摂取して欲しいのですが、食事中にずっと見守ってあげられない時も少なからずあります。
おそらく、そんな悩みを抱えるオーナーさんもいらっしゃるのではないでしょうか。
今回のアンケートの結果を踏まえ、猫が食べやすく、食べこぼしが少ない、鼻ぺちゃから鼻高まで、短毛から長毛まで、もっともっといろんな猫に優しい器を考案することが、多