いピザでも、能力の低いオーブンや冷凍機器や真空機器では再現性が低いことを、知人の持つ加工場の機器で試作試食してみて気付いたのです。
それまで使っていた機器とは全く違う、彼の作るピザは冷凍でもとても美味しいピザでした。
美味しい冷凍ピザを作るには、努力だけでは叶わぬことを知りました。。。
彼の夢は僕らの夢でもあり、彼の持つ”チカラ”を形にすべく、再現性を高めるため中古ではあるけど高価な高温焼成可能な「電気石窯」、「急速凍結機」、「真空機器」の導入といった、出店以外にも大きな投資を行いました。(こうなったらもうヤケクソです(苦笑))
こうやって何度も何度も試行錯誤と試作を繰り返し、商品化が実現しました!
PIZZA PARADISE 完全手作りの窯焼冷凍PIZZA
ところが、、、
僕たちの目的はピザの冷凍加工化ではなく「多くの皆様にお届けすること」。
完成はキッカケであり、更なる向上への始まり。
店舗では少しずつ認知され始めたとはいえ、やはり目の前の窯で焼くPIZZAには勝てません。
せっかく完成した冷凍ピザも足踏みの状態でした。
そこでご紹介いただいたのが「キャンプファイヤー」たるクラウドファンディングでした。
「クラウドファンディングってお金を集めるやつ?」みたいな感じで、補助金も申請できないまま出店した僕としては、「資金繰りの補填になれば…」と思いエントリーしてみようとこのページを作成しているうちに、「いや、お金を集めることが主たる目的では無い!」改めて気付いたのです。
>>このプロジェクトで実現したいこと
このたびのチャレンジでは、お金を集めることが主たる目的でなく、彼の想いのこもったPIZZAをまずは知っていただくこと。そして食べていただけること。
いつかそのPIZZAが当たり前の様に、ご家庭の冷凍ストックとして存在すること。
そんな形でお役に立てることが「顧客の創造」であり、利益はそこから自ずと生まれるものだと理解し、皆様へのリターンとして彼の作る【PIZZA PARADISE】のピザを全国へ知っていただくキッカケにしたい。
そして心に傷や痛みを抱える境遇の方たちに「ピザ作り」という就労環境の支援ができる事業所の開設をしたいという2つがの目標が、今回実現したいプロジェクトです。
自分の心の病に向き合うことになった彼は、つい先日まで精神的な病に苦しむ方々の就労継続支援のお手伝いとしてピザ作りのトレーナーをやっていました。
そんな彼は、自身を知ったことで後ろ向きになるどころか、今後は一層そのメンバー達と強く向き合いたい意志も生まれたそうです。
そして、この取り組みへのモチベーションは、「彼らに何かを与えねば」と思っていた僕自身にも勇気をくれるプロジェクトでもあります。
5月には、就労継続支援業とのコラボ事業として、宅配専門の弁当事業先に開業し、後にドライブスルー方式のPIZZA店と併設し、精神的な病で就労に悩む多くの方々が働ける場を開業予定です。
【PIZZA PARADISE】という店名は彼が決めました。
「働く」こと、「働く場所」を苦しいものでなく、「楽しい楽園」のように感じてほしい。
働く人にとっても、お客さまにとっても「楽園」のような場所にしたい。
そんな想いを込めたそうです。
僕たちは、決して高価な本物と言われるPIZZAを製造販売する、本物の「ピザ職人」化を目指してるのではありません。
「ピザのある毎日」をコンセプトに、仕事として「ピザを作る」楽しさ、お客様にとって「ピザを食べる」楽しさを伝え