使われなくなった別荘を活用したい!全国の人とモノが集まるシェアオフィスづくり

使われなくなった別荘を活用したい!全国の人とモノが集まるシェアオフィスづくり
岩手県で出会った知り合いから、別荘を譲るから使って欲しいというお話をいただきました。今回はそれを住めるように改修し、将来的に全国の人とモノを橋渡しできるシェアオフィスに生まれ変わらせます!まだまだ現役ポンコツ大学生ですが、家主さんの期待に全力で応えるために活用できる方法を模索していきます。

はじめに・ご挨拶

 こんにちは。現役の大学4年生、釣部実です。現在21歳で、神戸学院大学に通っています。

 大学では防災のこと、特に『復興政策』の分野を専門的に勉強しています。地域コミュニティについて学ぶゼミに所属し、地域課題を考えながら防災まちづくりの在り方を模索しています。フィールドワークの多い学問領域でして、常に外に出かけて多くの人と出会いながら学びを蓄えています。

 小さい時から、親の影響があって旅行が好きでした。親が自営業の商店で育ったことから出かける機会に乏しく、私をレジャー施設から原子力発電所などの社会見学まで、あちこちに連れて行ってもらいました。3年ほど前から旅を通して地域課題について考えるようになり、現在は東北・北陸・九州地方と複数の地域で活動を展開しています。

今回譲り受ける別荘(岩手県一関市)

 その旅の中で今回のプロジェクトの舞台となる、岩手県一関市の別荘を譲りたいというお話に出会いました。同県陸前高田市に住む方の別荘で、家主さんがご高齢ということもあって現在はほとんど使われていません。実際に1年半ほど前に拝見させていただいたのですが、アクセスは良いとは言えず、車がないと辿り着けない秘境みたいな場所にある物件です。それでも、その家のサイズ感と自然豊かさに魅了し、これが空き家状態になっているのはもったいないと感じるほどの立派なものでした。「もう面倒を見ることができないから使って欲しいし、君なら上手いこと賢く使ってくれるよね」という家主さんからの大きな期待に応えるべく、譲り受ける話が成立しました。このプロジェクトを通して、私はこの別荘を独占するのではなくパブリックなものに生まれ変わらせたいという思いが強くあったものの、当初は貯金をしてなんとか自力で作ってみたいなと考えていました。

 しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大により、移動を伴う活動を自粛せざるを得ませんでした。岩手県にももちろん行くことができなくなり、家主さんとのやりとりも電話だけになってしまいました。とはいえ、大学生活が残り1年となってしまった今、就職を決めて経済的に自立することが求められています。夢物語を大きく膨らませられるラストチャンスであり、在学中にこのプロジェクトを軌道に乗せなくては、夢物語どころか家主さんの想いを受け継ぐことすらできなくなってしまいます。今後益々使われなくなって収拾がつかなくなる前に、この別荘に再び命を吹き込み、コロナに負けない新たな繋がりづくりに活用していきます。

このプロジェクトで実現したいこと

 このプロジェクトでは、別荘を『新たな橋渡し』をつくるシェアオフィスに生まれ変わらせたいと考えています。といっても漠然過ぎるので、具体的にお話しします。

 まず今回の資金調達のメインとなる第一段階として、別荘を人が活動できる建物に復活させることが必要です。繰り返すのも大変恐縮なのですが、家主さんがご高齢で使用頻度が減っており、ところどころ修繕が必要になっています。壊れたままの物件では荒廃するのが時間の問題になってきますので、ここから始めます。壊れてしまったテラスの手摺り、所々埃っぽい部屋の片付け、他にも色々修繕が必要なので、まずは人を呼んでも問題がないところまでの修繕をします。

修繕が必要なテラス

 ここからは、今回のクラウドファンディングの延長線上のお話しとなります。第二段階として、友達や同志の学生が泊まれるシェアハウスみたいなものを作ってみたいと考えています。(一般の方からお金を頂戴して泊まれる宿泊業という意味