7年前の2014年2月4日(火)17時。我々の人生を賭けた一発逆転の大勝負、いつでも何杯でも「ハイボール50円」を武器にした「居酒屋それゆけ!鮭ヤロー!松原団地店」オープン。天気は雪。空を見上げて「終わった…」そう思いました。初日になにをバカなことを言ってるんだ。気が早すぎると思われたかもしれませんが、この時すでに資金は底をつきそうで、店舗内はホームセンターで資材を購入し、自分たちで作り上げ、オープン景気に沸くであろう売上を目当てに酒代、材料費を支払おうと考えていました。そんなこともあって初日に「終わった…」そう思ったんです。
それでもオープン時間である17時に間に合わせるため、無の状態で仕込み準備をしました。なんの期待もせず16時頃に外の様子を伺いに行ったら、30人以上の列ができてるじゃないですか!マジかよっ!って思ったと同時に、スタッフ全然足りない…お店回せない…ヤバいって直感的に感じました。案の定店は回らず、お客様に迷惑をかけてはならないと思い、その日は18時30分に店を閉めました。
片付けをしている時に「これはやっていける!」そう確信しました。
そこから怒涛の勢いで売れに売れました。
初月売上【700万円】震えました。
松原団地。正直、出店する前は聞いたことも行ったことも一度もない場所でした。
藁をもすがる思いで出店した未開の地で奇跡が起こりました。
そのお陰で、一流メディアであるITmediaビジネスオンライン様やe店舗様にも取材頂くご縁を頂きました。
この時、売上の多くを支えてくれたお客様が「獨協大生」だったのです。
救世主である獨協大生の皆様(正確には鮭ヤロー松原団地店にご来店頂いた皆様)には、感謝してもしきれません。皆さんご存知の通り、コロナ禍で色んな業種業態が大変な状況になっております。もちろん当社も例外ではありません。ただ、当社の危機的状況を救ってくれ、また今でも売上を支えてくれている獨協大学生の皆さんは卒業式や追いコンなど集大成であろうイベントを行うことができない状況かと思います。いまこんな状況だからこそ、皆さんになにか提供したい、恩返しがしたいと強く想うようになりました。
鶏ヤローへ業態展開するため、鮭ヤローを閉店したのですがその際こんなにも嬉しい記事を書いてくれたりと、鮭ヤローはとても愛されているお店だったと自負しております。もちろん今の鶏ヤローも同じく愛されているはずです。我々も獨協大生の皆さんをとても愛しております。
本来クラウドファンディングは資金を集め、その資金を自分たちの事業に投資したり活用したりするものだと思います。今回我々は相思相愛である「獨協大生」に恩返しするのが目的なので、皆様からご支援頂いた【全額】を獨協大学店にて飲食できる権利として獨協大学店にてご利用頂けるお食事券を提供、配布致します。(権利行使の条件:獨協大学在学、既卒の方で、ご来店時に獨協大学の学生証または卒業証書を提示。当日のお会計全額分、次回獨協大学店にてご利用頂けるお食事券を進呈致します。お食事券有効期限は2021年6月30日まで)
目標金額である「39万円」集まれば39万円分お食事とお料理を「タダ」で提供するという事です。もちろん100万円、500万円、夢の1,000万円を到達しても実行致します。
はじめてお酒を飲んだ居酒屋、酔いつぶれて見るだけでもイヤな居酒屋、シャケ行こうぜ!って友達を誘った居酒屋、鮭ヤロー潰れたら鶏ヤローになったじゃんって思った居酒屋、金欠でも飲みたい時助けてくれた居酒屋、トイレと向き合った居酒屋、合コンした居酒屋、将来の不安や夢を語り合った居酒屋、追いコンした居酒屋、大学卒業祝いで鮭ヤロー、鶏ヤローをやっと卒業できると思った居酒屋、成人式というハレの日にまた来てしまった居酒屋など、獨協大生皆さんの様々な節目に7年間も関わらせて頂いております。
大学の卒業式や成人式など人生の節目となるイベントが中止となった獨協大生のみなさんにぜひ恩返しがしたい!そんな想いから今回のプロジェクトやリターンを考えました。
平素は大変お世話になっております。
株式会社鶏ヤローの和田成司と申します。
(株式会社遊ダイニングプロジェクトより屋号変更しました)
みなさんには鮭ヤローと言う名前の方が馴染みがあるかも知れません。
私は獨協大学駅(旧:松原団地)で居酒屋を始めた7年前、人生の底の底、つまり「ドン底」にいました。
会社の資金は底を尽き、今まで働いてくれた仲間も離れて行きました。
「もうダメかも知れない。」
自己破産をしようか、。
自己破産ってどうやるんだろう、。
と震えながら「自己破産」とスマホで検索したのを覚えています。
勢いで起業したものの商売の難しさや怖さを感じ