高校生発案!馬車を走らせてコロナでどこにも行けなかった町のみんなを笑顔にしたい!

生達で対話を行い、出てきたアイデアを基に生まれたのが「河内ナゾトキ町探検」の企画でした。

イベントを企画している田原未来プロジェクトの方から「一緒にやってみない?」と声をかけてもらい、「よくわからないけどおもしろそう!」と2019年の夏に謎の材料を集めるフィールドワークに参加したのが、私たち高校生が関わることになったきっかけです。

地域×謎解きの可能性

そして2019年10月19~20日、第1回河内ナゾトキ町探検「忘れられた女の子をさがせ/町の記憶をとりもどせ」を開催し、2日間で町内外から116人がイベントに参加してくれました!びっくりだったのは、私たち高校生や小学生も含めてボランティアスタッフが総勢65名も集まってくれたことです。来場者数の半分以上のスタッフがいるイベントってなかなかないですよね……!

当日は町のどこを見ても謎解き参加者やスタッフが歩き回っていました。「河内でこんなに人がうろついてるのを初めて見た!」と感動している高校生メンバーもいました。

都市部では若者中心の謎解きイベントですが、今回は0歳から91歳まで幅広い年齢層の人が参加してくれました。普段は飲食店がない河内ですが、地域の方の協力もあり、2日間限定で4つのカフェ(石釜ピザ、ホットサンド、デザート、グリーンカレーなど)とイベント参加者だけが入れるお団子屋さんがオープン。どのお店も大盛況でした!

町の大人と子どもがスタッフとして協力していたり、おじいちゃん・おばあちゃんたちの思い出話に花が咲いたり、この日は町中が笑顔であふれていました。イベントを通して河内の知らなかった歴史や地元の人たちの絆の強さを知ることができ、すばらしい2日間になったと思います。

参加者からは「楽しかった!また参加したい」「田原でこんなことができるなんてすごい!」など、うれしい声をたくさんいただきました。運営側として参加した私たち高校生も、たくさんの人がイベントに参加してくださったことで、「田原ってめっちゃすごい町じゃん!」と初めて本気で思えました。
このイベントをするまで気づけなかった町の魅力に参加者・運営者の双方が気づけたのです。私たちはこの取組に、町の人たちを笑顔にできる、地元のことを好きになれるという大きな可能性を感じました。
高校生の力で、まちの魅力を発信したい

「はやくこんな、なんもない田舎町から出て行きたい」
これは田原地区の中学生がSNSにアップしていた台詞です。何をやるかもよくわかっていないのに協力してくれる人が集まったり、ヨソモノも仲間として自然に受け入れてくれたり、フィールドワークをしていたら庭のミニトマトを差し入れてくれたり……というように、イベントの準備を通じて地域のよさをいくつも知ることができた私たちにとっては、結構ショックな本音でした。

一方でこの投稿は、「多くの子ども達が町の魅力に気づかないまま進学や就職のために外に出て行って、そのまま帰ってこないのかも……」と考えさせられるものでもありました。そういえばイベントをする前は、大人からも「ここはなにもない町だよ」という声がよく聞かれましたし、実際にそう思っているメンバーもいました。
前回のイベントには参加できなかった人もいるし、町の魅力に気づいていない人はまだまだいる。私たちの中で1回のイベントで終わらせたくないという気持ちが強くなってきました。

そこで、今度は私たち高校生が中心になって第2回の謎解き制作に挑戦することにしました!高校生が謎解き制作の中心になることで、より多くの中高生を運営側に巻き込み、イベントの準備に関わる中で地域の魅力を発見してほしいという思いがあります。

現在は、第1回で謎やストーリーを中心になって制作してくれた東京大学院生のみなさんや、謎解き制作のノウハウをもつ社会人の方にWeb会議でアドバイスをもらいながら、準備を進めているところです。
資金の使い道

今回のクラウドファンディングの支援金は、主として馬車運行のために使わせていただきます。

・馬車・馬運搬費
・馬車・馬レンタル費
・馬車運行技術指導費
・技術員旅費
・クラウドファンディング手数料
・リターンのお届けに関する費用    等
リターンのご紹介

リターンには、謎解きイベント参加権の他、馬車のまちなかデモ走行への乗車権等を設定しています。馬の体力に限界があるため、坂の多いまちなかの走行は1日1回しかできません。デモ走行の席数は非常に限られているため、ぜひクラウドファンディングで支援していただいた方にご乗車いただきたいと考えています。一般の方向けには、田原中学校グラウンドにて、午後から1日6便運行予定です。

イベント参加権・馬車乗車権等の権利は譲渡可能ですので、遠方の方がご支援いただいた場合は、高