ながりを生む場を期待し、ゲストハウスという形でオープンいたしました。
元造り酒屋「古民家 江口屋」との出会い
「江口屋」という名前は、寛政年間(1790 年頃)に農業・酒造業を創業したもとの家(菅澤家)の屋号をそのまま使用しています。家屋は明治後半に建築されました。4 代目「源太郎」が「源勲正宗」、5 代目「伊三郎」が「澤の不二」の商標で酒を醸造・販売しており、当時の酒造りは裏庭の井戸水を使用し、新潟から杜氏を呼んで醸造していたといいます。戦後は酒造を終了し、酒店となりました。
地域を感じる江口屋らしい、思い出に残るような商品や体験は作れないだろうか??現在の敷地には、当時の酒蔵などは残っていませんが、母屋の前に立派な蔵があり、この蔵を改装してクラフトビール作りができないかと考えたのです。
マイクロブルワリーを作りたいと思った背景「BASSRISE」
かすみがうら市では、市内の特産品、柿、梨、焼き芋、ブルーベリーなどを副原料として作るクラフトビール「BASSRISE(バスライズ)」 が2012年に開発されました。このクラフトビールの企画を行ったのは、市内の経営者等で構成する町おこしのための任意団体「かすみがうらカンパニー」です。参加メンバーの活動により、地域のさまざまな農作物を加えた発泡酒・ビールが開発されました。お土産需要だけでなく、地元の人にも愛されるビール目指して、町のお祭りなどさまざまな地域イベントでも販売されています。私も現在は「かすみがうらカンパニー」のメンバーに入り、イベントでの店頭販売や、弊社の飲食店「かすみキッチン」にて「BASSRISE」の提供行っています。
先日は、地域の方とゆずの収穫を行い、冬の限定品「柚子エール」など、新フレーバーの開発にも積極的に取り組んでいます。オンラインショップや、アンテナショップ等での販売実績もあり、果物の生産者さんやお客様からも評価いただいています。 BASSRISEは、新潟県のブルワリー新潟麦酒さんに製造を委託し共同で作っていますが、材料の調達、フレーバーの開発、販売などの経験を通して、このかすみがうら市で新しいビール造りに挑戦したい!ビール造りに深く携わりたい、と強く思えるようになってきました。
私達が作りたいクラフトビール
元造り酒屋を改装した霞ヶ浦湖畔のマイクロブルワリー。茨城県は食材の宝庫です。おいしいフルーツや、栗や野菜などで作る茨城らしいフルーツや野菜のクラフトビール。お客様と一緒に収穫体験をして、その果物を使ったビールを作り、お客様に配送させていただきます。霞ヶ浦に似合う爽やかなビール、江口屋の井戸水を使ったオリジナルビールなど、イメージがどんどん沸いてきました。
ゲストハウス&マイクロブルワリー「江口屋」を通してお客様に提供できること
・霞ヶ浦の食文化と共にビールを味わう
マイクロブルワリーで造られたビールと共に、霞ヶ浦で水揚げされた魚料理、季節の野菜、納豆、梅干、カマド炊きのごはんをいつでも提供させていただきます。
・マイクロブルワリーの見学、造り酒屋や街の歴史のお話、ビアツアー
ご宿泊のお客様に、ブルワリーの見学や地域の歴史の話などをさせていただくことで、旅の思い出を作っていただけるようにいたします。
・お客様と一緒に地域の農作物を使ったオリジナルビール造り
宿泊に果物や野菜の収穫体験をセットにしたプランを販売いたします。宿泊された皆様と一緒に収穫した原材料でビール造りを行います。できたビールは皆様のもとへお送りさせていただきます。
ゲス