レイアウトは以下のように、中央を横に切り返して共用部(ラウンジスペース)と個室スペース(オフィススペース)を切り分けました。
自由に出入りし、ユーザー同士で交流し、協業し、大いに楽しめる場所にすること! それを目指して、より良いレイアウトにオープンまで調整を続けていきます。
広さは100平方メートル超!
シンプルな空間を、どう染め上げるか鋭意検討中
個室7室とラウンジスペースをご用意します!
中央奥の壁にはスクリーン&プロジェクターを…? 検討中!
こんな感じのスペースです!
眺めも最高!
このプロジェクトで実現したいことは、3つ。
①NEKTON coworking初の個室型シェアオフィスの開設
②交流の生まれるバーカウンターの設置
③オンライン配信対応の防音会議室の併設
そして、この3つの機能を「辻堂駅徒歩3分」の場所に設置するということが重要でした。ひとつずつ説明をしてまいります。
①NEKTON coworking初の個室型シェアオフィスの開設
いま現在、NEKTON coworkingはオープンスペース型の共用空間として「NEKTON FUJISAWA」を営業しています。キッチン併設のカフェスタイルスペースとして「シェアするリビングルーム」をコンセプトに、会話や交流の生まれるコワーキングリビング=コリビングを2015年から続けていますが、ここから取りこぼすのが静音空間を求めるエンジニア・ビジネスパーソン層のみなさんのニーズ。
カフェスタイルはあたたかみがあり、人との距離が縮まる一方、どうしても会話や発声というところを制限するのが難しい側面があります。
平たくいうと「うるさいときがある」ということです。
NEKTON KITAGUCHIのアイランドテーブルとパーテーションつきのカウンターテーブル
そこで2017年にオープンしたシェア型のハイブリッドオフィスが「NEKTON KITAGUCHI」です。こちらはNEKTON FUJISAWAとは真逆のコンセプトを掲げ、「共用空間での5分以上の会話は禁止」と明示。また、屋上喫煙所の設置も特徴の一つです。「時間の質をあげる集中空間」をコンセプトに、より静かに集中できる空間として造作しました。
コロナ禍以前からロングカウンターにパーテーションを設け、ガラス張りの会議室と個室型のミニ会議室を使いまわせる便利な場所にしました。ロングカウンターは専用ブースとして占有できるプランも作り、より「個」を際立たせたスペースです。
しかし、この2店舗でもまかなえないのが「完全個室」への要望でした。
セキュリティの側面や、より集中できるプライベートスペースを求める声。加えて、法人登記や資料の保管場所としてのスペースの確保。自宅とは違うサードスペースとして、「誰も立ち入れない自分だけの場所を確保したい」ということは、今回のコロナ禍の影響を差し引いても、必要なハードなのだということをこの5年間で実感しました。
こんな感じの1坪〜1.5坪の個室が7室!
②交流の生まれるバーカウンターの設置
「集中」は単に静かで閉鎖された安心できる場があれば良いわけではありません(もしそうならば、自宅や漫画喫茶やカラオケボックスでも足ります)。
そうじゃなく、「仕事をする空間」として整えられ、やる気が満ちた、いわゆる「潔斎」された場所でないとダメだと考え