台風19号とコロナの影響を受けた信州の作り手を応援したい!

その以北を結ぶメインストリートもあり、直接的に被害を受けなかった方々にも広く影響が及びました。『長野カシスの会』のカシス畑も浸水被害に遭い活動が停止状態に。『株式会社翠』の工芸品を管理していた倉庫も浸水被害に遭いました。

堤防が決壊した周辺が広く浸水の被害に遭いました

そして2020年に入ると、新型コロナウイルス感染拡大による影響が覆いかぶさるようにやってきました。当社の運営するフラワーショップと飲食店が入る「ながの東急百貨店」も、4月には営業縮小(レストラン街に至っては営業休止)に追い込まれ、一時は売上が昨年比で80%以上減となりました。外出や外食の自粛により、賑やかであった長野駅前や百貨店も冷え込んだ状況が続いています。

100年に1度とも言われた台風19号の豪雨被害、そして歴史上でも類を見ない世界的な感染拡大。これらが同時期に発生した信州の景気の落ち込みは激しく、事業の縮小や撤退を決断した方も少なくありません。

私たちが取り組んでいる事業は、いずれも ”作り手” がいなければ成り立たない事業です。生花を生産する花農家さん、フルーツを生産する農家さん、食材やお酒の生産・加工業者さん、工芸品を作る作家さん…。こうした方々が丁寧に時間をかけて作ったものを、形を変えてお客様へ提供しています。作り手と飲食店や販売業者は密接に関わっており、どちらか一方でも見通しが立たなくなれば、もう一方も事業の継続が難しくなってしまいます(事実、長野県内では大きな流通を担っていた花卸市場が昨年閉場すると、昔ながらの花屋はいくつも閉店を決めたようです)。

豊かな水と森に恵まれ、 四方に広がる山岳風景と里山文化の根付く信州には、この地域だからこそ作れる魅力的な商品がたくさんあります。長い年月をかけて様々な事業を通じて信州で生まれた商品をお客様へ届けてきた当社にできることはないかと考え、継続的な作り手支援のきっかけとしてクラウドファンディングの立ち上げを決めました。

今回のクラウドファンディングに快くご協力いただき、ご支援のリターン(返礼品)をご用意いただいた各事業者を紹介します。いずれもこの信州で商品の生産・製造を丹精込めて行っている方々です。ぜひこの機会に信州ゆかりの商品を手にとっていただけると嬉しいです。

■ 内山手すき和紙体験の家 さん(下高井郡木島平村)

リターン品:内山和紙のオリジナルはがきセット(5枚入)

内山紙は、雪に覆われる冬の間の農家の副業として北信州一帯で盛んに漉かれていました。江戸時代からの歴史を持つ内山紙による商品の制作や体験教室の企画を行なう『内山手すき和紙体験の家』さんに作っていただく、オリジナルのはがきセットをお届けします。雪深い地域の気候を生かして作られる和紙の魅力を感じてください!

HP:http://kamisukiya.com

■ 蕎麦ダイニング『音菜』 さん(長野市)

リターン品:「音菜」信州生蕎麦 2人前(つゆ付)、『音菜』信州生蕎麦 3人前&オリジナルつゆ3種(すだち , くるみ , 辛つけ豚ラー油)

長野駅前から徒歩5分の『音菜』さんは、落ち着いたお洒落な空間で手打ちの本格蕎麦がいただける蕎麦ダイニング。自慢のそばつゆは、和洋エスニックの多様な個性派ぞろい!基本のそばつゆをはじめ、あさりバジル、鴨南蛮、すだち、豚からラー油、くるみつゆ、胡麻坦々、カレー、おろしとろろ、おろし大根の多彩なバリエーションを用意しています。今回のクラウドファンディングでは、お店の味がご自宅でも楽しめるお蕎麦&つゆセットをお届