カフェを外に持ち運ぶ。長野県佐久穂町から開疎な未来を迎えにいくプロジェクト!

えば20年後や30年後の未来に、「『動かない店』が当たり前だった時代があったんだ」という驚きが生まれるような未来を妄想して、僕らは勝手にワクワクしています。

「○○×モバイルカフェ」のような取り組みもたくさん仕掛けていきたいですね。既に何人かの方と盛り上がりはじめていますが、こちらもアイデアを思いついた方はぜひ教えてください!

年間の車両維持にかかるコストは約12万円ほどで見積もっています。制約も多いですが、サイズが小さく、コストも最小限に抑えられることは軽トラックならではのメリットです。仕込み場所は別で確保する必要があるとしても、実店舗よりもずっと少ないランニングコストで店を持つことができます。もしこれからお店を開きたいと考えている方が、人通りのある場所にお試し出店して、マーケティングをしたり、最初のファンをつくったりという目的にも使えるはずですし、そんな使い方も大歓迎です。

これまでのように時代にあわせて屋内空間のアップデートやアップグレードを図る一方で、いまある豊かな屋外空間を新しいやり方で活用するという選択肢はもっとあっても良いはずです。そしてそれは、自然と都市との間にある、このまちだからこそ試していく価値のあることだと考えています。

検討初期段階のイメージスケッチ by 岩下大悟(撮影:塚原)
僕らがクラウドファンディングを行う理由

アイデア構想段階の2020年6月、長野県の補助事業に申請を出し、審査の結果12月に正式に採択が決定しました。これでベースとなる資金を調達することができています。

その上で、以下の理由から今回のクラウドファンディングを実施することに決めました。

一つには、資金面でご支援をいただけると、よりチャレンジングな設備投資ができ、より豊かなモバイルカフェという体験価値を提供することができるからです。具体的には、車載できる蓄電池とソーラーパネル、コンパクトな薪ストーブなどが考えられます。

もう一つには、このプロジェクトは、特定の個人や店舗のためだけに限ることなく、さまざまな未来に繋がる可能性がある一つの実験であり、(少しだけ大きく言ってみると)「みんなの」未来をつくる可能性がゼロではないと考えているためです。

ここまでの文章でも随所で強調していますが(笑)、現状としてはまだまだ仮説的であり、実験的なプロジェクトであることは疑いの余地がありません。運営チームの3人の店主はいわゆるキッチンカーを独自に所有したことも、ましてやカーシェアしたこともありません。モバイルカフェを施工する岩下大悟さんも、車に積載した「移動が前提の小屋」なんて作ったことは当然なく、まったくの未踏領域です。

ちょっと危うげだけれど、だからこそやってみる面白さがある!

もしほんの少しでもそう思っていただけたならば、ぜひ投資という形で応援いただけると僕らとしてはとても嬉しいです。

そうであっても、そうでなかったとしても、実際にモバイルカフェトラックができたら、ぜひ遊びにきてください。あるいは、皆さんがこれからつくりたいと考えるイベントや催し、遊休スペースにぜひ呼んでもらい、遊びに行かせてください。
プロジェクトの過去・現在・未来を伝える

このプロジェクトのリターンの一推し品として、僕らが発行する新聞サイズの大きなタブロイドペーパーを予定しています。一つの実験的プロジェクトとしてやるからには、その発足経緯(過去)や、どのような工程を辿ったか(現在)、その先にどのような未来を描くか(未来)をきちんとお伝えすることは、次のチャレンジのため