バイクを売らない、ほぼバイク屋さん「本と、珈琲と、ときどきバイク」

りましたが、それ以上にバイクは、ただでさえ少ないバイク屋でしかほぼ出逢えませんから、フラッと寄ることの精神的かつ物理的な難しさはかなりのものだと思っています。免許もお金も必要ですし。

このバイクの聖地とも呼ばれる静岡県浜松市界隈であっても、フラッと寄れるような場所と雰囲気を持ったバイク屋さんは私の感覚で言わせて頂くなら、そんなお店はありませんで、あくまでバイクの売買、またはバイク好き前提の見せ方をしていることが、バイクに興味のない人がバイクと疎遠になる原因の1つではないかと思っています。

こうして考えてみると、「バイク」と「本」って似てると思いませんか?ハードルの高い低いはあるとは思いますが、昨今「ずっと需要が少ないこと」、「バイク離れ」や「活字離れ」ともよく聞きますし、「別に乗らなくてもいい」し「別に読まなくてもいい」、「所有しなくてもいい」や「デジタル書籍でいい」、、、かなり立ち位置として似ている気がしています。

本が売れない時代の理由諸々が、そのまま「バイク」という言葉に置き換えられるんじゃないかと私は思いました。

ただ似ているのはそこだけではありません。「本を読む人」と「バイクに乗る人」には、素敵な共通点が多いとも私は考えています。

①、自分の楽しみ方を知っている。
②、コロナ禍であっても窮屈な時代であっても、心や感受性が豊かである。
③、日常の中でも背伸びせずに身近な幸せをつかめるアンテナ感度が高い。
これはあくまで私見なので、おおいに偏見も入っているとは思います。それでも、全く異なるジャンルの両者には、この時代を豊かに生き抜く素養を持った人が多いのではないかというのが私の見解です。

そこで私は「バイク」を「本」との出逢いによって魅力的に伝えられれば、感受性を育む場として共存できるのではないかと思いました。お互い世の中の少数派ですし、決して相容れない者同士ではないはず。その両者が合わさったときの化学反応を見てみたいという私的な好奇心もかなりあります。誰もやっているのを見たことがないので、まさに手探りだと思います。私も初心者です。

本屋によって、ハードルの高いバイクという世界を誰でも知れるきっかけをつくる。
バイクによって、心が豊かになる。
心が豊かになると、本を読みたくなる。
本を読むと感受性や教養が自然と育まれる。
するとまたバイクに乗りたくなる。

自分の内側と向き合い、外に探しに行く、そしてまた内側と向き合う。みたいなループは最高の自給自足で、まさにポンデライオンのよう笑 さすがにこんなに単純ではないとは思いますが笑

まずはバイクのことを知らない人がバイクに興味を持ってもらうのを第一目標に、バイク好きが本を好きになる、本好きがバイクを好きになる、地方の町に本屋さんが増える、感受性や教養が身につく、美しいものへの感度が上がるなど、その効果は計り知れないものだと私は考えています。

昨年、月に1回ペースでSNSにてバイクの絵と短編物語を創作し、アップするという活動をはじめました。少し載せたいと思います。なんとかバイクの魅力を伝えようと表現してみたい想いからの創作活動です。画像は一見写真に見えますが、恥ずかしながら全て私の絵です。拙い文章に関してもご了承ください笑

規定上この場で表記できないのですが、検索ワードは「@ENRICH_BY_MOTO」です。
私個人の屋号として「ENRICH BY MOTORCYCLES」と名乗っています。

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静岡県掛川市は緑茶の栽培が盛んなのどかな城下町。江戸時代は