はじめに・ご挨拶
みなさん、こんにちは。今回はじめて知っていただいた方は、はじめまして。
信濃国(長野県)は真田の里に鎮座する、山家神社宮司の押森です。
このプロジェクトを実行する、『ALL真田魂(さなだましい)』のメンバーの1人です。
昨年、下を向いてしまいがちな状況だからこそ、上を見ることのできる活動を起こそうと、地元有志で行動を起こし(ALL真田魂結成)、明治30年頃に途絶えてしまった『真田の仕掛け』を復活し、花火を上げることができました。改めまして、この場をお借りして御礼申し上げます。
コロナ禍による祭事と行事の縮小は、多くの事を考えさせられるきっかけとなりました。変わっていかなければならないこと、変わらざるを得ないこと…。
こうした事は考えだすと切がなく、おうおうにして不安な方向にまよいこみやすいので、一つの軸を持つことにしました。
「未来に残したいもの、伝えたいものは何ですか?」
ここから導き出したものの一つが、今回のプロジェクトとなっています。
去年挑戦をして、多くの人に迷惑かけて、ぐでぐでになって落ち込んで、
それでも声かけてくれる人、助けてくれる人がたくさんいて、
いざやってみたらやっぱりぐだぐだだったけど、たくさんの人が笑って喜んでくれて、
なにかもう少しで、本来の「祭」の形がつかめそうな、そんな気がしています。
地元有志でつくるALL真田魂(オールさなだましい)と、
これからの未来に、
「真田の仕掛け」からはじまる、地域の縁、人の縁の尊さを、
一緒に伝えていって欲しいです。
そしていよいよ今年も秋祭に獅子舞が奉納できず、最低限の形と決まりました。
こんな時だからこそ、やっぱり花火は上げなければと…もう期日がない中、必死に動いています。
ぜひ一緒に真田魂背負っていただき、多くの方にその心を届けてもらえると助かります。
このプロジェクトで実現したいこと
百数十年ぶりに復活した『真田の仕掛け』(9月真田の秋祭に行われる)、今年も来年も、そしてそれから先の継続を志しています。
そして、この事業を通してこれからの時代の、この真田の里に合った新しい祭の形をつくりあげていきたいと考えています。
(明治まで「五加の燈籠か‟真田の仕掛け„」という秋の風物詩となる言葉があったようで、真田では仕掛け花火が盛大に行われており『真田の仕掛け』という言葉のみ記録に残されていました。)
昨年この真田の仕掛けが復活できたのは偶然の産物といいますか、コロナ禍だからこそできたことです。この部分は日頃の私の地域貢献度の低さだったりが影響しているので、詳しく聞きたい方は色々お話ししますので遠慮なくたずねてください。
私が今直面している、地域の神社の祭。
いつしか幼少期楽しみだった屋台の姿はなくなり、
楽しみに自発的に参加していた人の姿はお役があるから参加する姿に変わり、
祭に集まる人が減れば必然的に獅子舞等の地域文化は衰退していく…。
多分子どもの頃から神社の息子ということで良い思いはしてこなかったので、敏感?…過敏?(まぁ鈍感マイペースですけどそれはそれで)なのかもしれませんが、そういった危機感を持った上で、山奥の神社にいる宮司を続けております。
年配の人と付き合うことが多いので、昔の話をよく聞きます。本当に楽しそうにお話されていてこちらまでいいなぁやってみたいなぁと思うことが多々あります(サンショウウオのんだり、ベニテングダケたべたりの話はちょっとアレですが…)。
その一つが山家神社の祭礼となれば