花鎮祭(はなしずめまつり)

花鎮祭(はなしずめまつり)
新型コロナウイルスによって2年連続で中止となってしまった新潟まつり。お祭りのない夏を過ごす子どもたちの願いを花に込め、神さまに届けるお祭りを開催したいと考えています。新潟市の新しいお祭りを生み出すプロジェクトに、是非ともご協力をお願いいたします。

はじめに・ご挨拶

私たち新潟青年会議所は、地域の課題に向き合う次代の担い手の集いです。時代のニーズに合わせながら、66年間にわたって様々な挑戦をし続けてきました。

新型コロナウイルスが猛威を振るう近年では、最速のスピードと最高のチームワークで誰かの笑顔のための事業を展開し続けています。そんな私たちが企画する新たなプロジェクトが、新潟の総鎮守、白山神社にて開催する「花鎮祭」です。

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このプロジェクトで実現したいこと

新潟市の夏といえば、新潟まつり。神輿に花火に民謡流しと、お祭り一色に染まる3日間を誰もが心待ちにしています。ですが、そんな新潟まつりが新型コロナウイルスによって2年連続での中止を余儀なくされました。

「花鎮祭」は今年も新潟まつりがなくなり、がっかりしている子どもたちの笑顔を取り戻すべく企画されたプロジェクトです。

舞台となる白山神社は無数のジャイアントペーパーフラワーで彩り、桃源郷のような空間をつくります。また、白山神社の境内には、子どもたちが新型コロナウイルス終息の願いを込めてつくった折り紙の花を結集した、巨大なフラワーアートを展示します。そして、そのフラワーアートの前で子どもたちが祈りの舞を奉納することで、新型コロナウイルスの終息を祈願します。

白山神社の門前町である上古町商店街も、草花で染めた暖簾をアーケードに設置することで、お祭りを盛り上げます。そして、夜には白山神社をライトアップすることで、幻想的な空間を楽しんでもらいます。

1日を通して、白山神社や上古町商店街を訪れた人々が思い思いに楽しむことができるため、密集することを回避した安心・安全なお祭りとなります。
私たちの地域のご紹介

新潟市は古くから北前船などの回船や川舟が集まる「みなとまち」として栄えてきました。新潟まつりは住吉祭、川開き、商工祭、開港記念祭が1つとなったお祭りで、新潟のまちとは密接な関りがあります。

最も古い住吉祭は延宝8年(1680)6月に、新潟の廻船問屋が大阪の住吉神社からご神体を受け、享保11年(1726)に行列を組むお祭りとなったことが、その起源と伝えられています。

川開きは、明治41年(1908)、2回にわたり大火に見舞われた新潟のまちの1日も早い復興を祈念して、明治43年(1910)に萬代橋下流の中洲にて花火を打ち上げたことが始まりです。

商工祭は昭和4年(1929)に、住吉祭や川開きにあわせて企業や商店を宣伝する山車を繰り出し、市内全ての小売り商店による連合大売り出しからスタートしました。

開港記念祭は明治時代の開港5港である新潟港の開港60周年を記念して、昭和5年(1930)から実施されています。

このように、新潟まつりは「みなとまち」新潟の歴史と文化が凝縮された、新潟市民の誇りともいえるお祭りです。

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プロジェクトを立ち上げた背景

「花鎮祭」は疫病を鎮めるために、古来から行われてきたお祭りです。

子どもたちが祈りを込めてつくる折り紙のフラワーアートと、祈りの舞によって新型コロナウイルスという疫病を退散したい。

『コロナをやっつけるのは ぼくたち・わたしたちだ!』という、子どもたちの素敵な思い出をつくってあげたい。

お祭りがなくなり元気もなくなってしまった商店街に活気を取り戻したい。

そんな想いから本プロジェクトを立ち上げました。そして、この「花鎮祭」を、新型コロナウイルスという大災害からの復興を願う、新潟の新たな祭りとして今後も継続開催して