DIY大作戦~ペンギンを陽射しから守る小屋を建てよう~

DIY大作戦~ペンギンを陽射しから守る小屋を建てよう~
公益性の高い建物や建造物を学生の手でリノベーションし、新たな価値を紡いでいくプロジェクトです。国産木材や間伐材、廃材などを積極的に利用し、モノ作り、現場の技術、創意工夫、支援、森林保全、キャリアなど『体験』を通じ生きた学びの場を創出します。

はじめに・ご挨拶

本ページをご覧いただきありがとうございます!

初めまして!DIY大作戦プロジェクトチームでございます!

DIY大作戦とはニッカホーム中部株式会社が主催する地域貢献活動です。

本プロジェクトは、建築物、建造物のリフォーム、リノベーションを学生や地域の方々と共にDIYで行うプロジェクトです。実物としても想い出としても残るモノを共につくることで民間企業の培った技術や知識を地域社会に還元します。また施工監修・安全管理はプロとして我々が行いますが、施工参加者として学生をメインとし生きた学びの場を提供します。

このプロジェクトで実現したいこと

私たちはこのDIY大作戦を通して伝えていきたい想いがあります。

子供達をはじめ、若い世代には『モノづくりの魅力』を、社会には『感謝』を伝えたい。

そのため単なるボランティアではなく、なるべく公共性の高いものを対象に考えています。

『子供のころ遠足で行った』

『家族で訪れたことがある』

こんな場所こそがDIY参加型のプロジェクトとして相応しいと思っています。

これまでも幼稚園や学校といった地域の生活者にとってシンボルともいえる施設が対象となっていました。今回も周辺地域だけでなく、まさに『誰もが訪れたことのある』施設において開催する運びとなりました。

より沢山の方に活動へ参加してもらい認識してもらうことで、プロジェクトの意義も深まっていく。それが結果的にモノ作りという普段触れることの少ない価値観や魅力を伝える接点になる。今回ご縁を頂いた方々には改めて深く感謝申し上げます。

現状の小屋
プロジェクトを立ち上げた背景

ニッカホームはリフォーム会社のトップランナーとして、SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」について、これまでも向き合って活動をしてきました。

リフォームで発生する産業廃棄物の処理の分別を徹底して、できる限りリサイクル資源に回したり、ゴミを減らすためにまだ使える廃棄物を海外でリユース&寄付をする「すてないプロジェクト」を行ったり、国産杉の間伐材から内装などで使えるDIY商品の「ニッカブロック」を開発したりとCSR活動を行ってきました。

今回、ご縁を頂いた対象施設におけるお悩みは決してココだけの話ではありません。

コロナ渦というなかで様々な業種、業態に影響があり、企業の存続・運営を圧迫しています。社会経済全体に及ぼす影響は計り知れません。

そうした中で、老朽化が進み、改修やメンテナンスが必要な施設や建造物の手入れはどうしても後回しになってしまいます。そもそも不景気と呼ばれる現代日本において湯水のごとく予算を立てられることはありません。

そんな社会の現状は生活者の暮らしを変えてしまいました。

『当たり前』だった事は決して当たり前ではなかったことに心から気づかされる毎日です。憂う気持ちを抑えがたく、私たちに何ができるのか? それは寄付金を募る事でも、大安売りをする事でもありません。今こそ地域に生かされ培ってきた技術を使って我々ならではの恩返しをしよう!これが1つの答えでした。老朽化した建物や建造物の修理、修繕、リノベーションは私たちの大得意分野です。様々な理由から改修が進んでいない…『みんなの想い出の場所』を少しづつ私たちが守っていきます。

また、国産木材の流通促進、森林保全の観点から今回のプロジェクトで使用する木材は『県産材』を使用します。その他、間伐材や廃材のリユースを積極的に行います。

より社会的意義を高め、学びも深まる機会創出に努めてまいります