沖縄の農業をもっと発展させたい【沖縄県初】養液栽培でトマトの周年栽培に挑戦!

沖縄の農業をもっと発展させたい【沖縄県初】養液栽培でトマトの周年栽培に挑戦!
夏場に県内産の野菜が少なくなる沖縄で「年中県内産の野菜を作り食べてもらいたい」という想いを胸に2021年4月より沖縄県うるま市で農業を開始します。この想いを実現し、伝統ある沖縄の農業を発展させ広めていく為にも皆さんの力が必要です。ぜひご協力よろしくお願いいたします!


初めまして。新里龍武(しんざと たつむ)と申します。

沖縄県石垣島の最北端にある平久保で生まれ育ちました。

大学から関西に出てきて早10年が経ち、現在は妻と娘の3人で大阪に住みながら、兵庫県にある(株)東馬場農園で農業の研修を受けております。

2021年3月末に研修を終了し、4月から沖縄県うるま市勝連南風原で就農します。

研修先である(株)東馬場農園では高軒型ハウスに環境制御装置を取り入れ、一年中トマトを栽培しています。(環境制御装置とはハウス内の温度や湿度などの環境をコントロールする様々な装置のことです)この技術を沖縄でも実現することができれば、年中沖縄県産のトマトを作り食べてもらうことができると考えました。

沖縄では暑さや台風の問題があり、年中野菜を作り続けることは難しいと言われてきました。しかし、近年では暑さを抑える装置や台風に耐えられるハウスも増えてきており、沖縄でも年中野菜を栽培することが可能だということがわかりました。

また、夏場に県内産の野菜が少なくなり県外から野菜を仕入れる為、価格も高値で販売されている状況ですが、年中県内産の野菜を栽培することができれば、安定した価格で安心して県内産の野菜を食べてもらうことができます。

その為にまずは大玉トマトの養液栽培で周年栽培に挑戦します。

(株)東馬場農園さんの高軒型ハウス
このプロジェクトで実現したいこと

私がこのプロジェクトで実現したいことは2つです。
①養液栽培で環境制御技術を使い、大玉トマトの周年栽培を行う

養液栽培とは土を使わずに肥料を水に溶かした養水分を与えることによって作物を育てる栽培方法です。今回私は、土の代わりとなる固形型培地を使い栽培を考えています。
作物に直接養分を与えるため、品質の向上と収量のUPに繋がることがメリットの一つです。(トマト以外の作物でも有効な栽培方法です)
また、土耕栽培と違って養水分を植物がどのくらいの量を吸収したか確認でき、管理のしやすさもメリットになります。

固形型培地の養液栽培

環境制御とは、ハウス内の気温や湿度などの様々なデータを管理して、そのデータをもとに植物の栽培を行っていきます。設定に合わせて自動で水を与えたり、ハウス内を換気することも可能となります。自動で行うことで作業を省力化することができ、効率よく作業をすることができます。

農業は休みがなく、労働時間も長いとイメージする方が多いと思いますが、環境制御を行うことで、安定した休みも取得可能にすることができます。農業のイメージも変え、魅力のある農業にしていきます。

遮光や保温する為の自動カーテン装置

また、沖縄で問題となる台風や暑さに対しても、台風に負けないドリームフィールドというハウスを使用し、暑さ克服の為にヒートポンプの導入も考えています。

現状、7月~10月の間スーパーのトマト売り場は県外産がほとんどで価格も高値で販売されています。周年栽培を行う事で、年中沖縄県産のトマトが安定した価格で販売されることになります。
県外と違って陸続きとなっていない沖縄にとっては、できる限り県内で生産し消費していく地産地消を増やしていくことが今後より重要になってくると思います。その為にも環境制御や養液栽培、周年栽培は必要な技術になってくると考えます。
②今後農業法人を設立し、農業をしたい人達が安心して働ける企業にしたい

今回、私