三原駅前のLEDビジョンを音声化して、駅前の雰囲気を変えたい!

三原駅前のLEDビジョンを音声化して、駅前の雰囲気を変えたい!
広島県三原市の駅前で、三原初の募集型広告媒体としてのLEDビジョンを運営して2年。これまでは周辺環境に配慮して音声なしで放映していましたが、広告主の音声化に対する要望が強く、また音声を活かすことで駅前の活性化にも寄与したいとの思いでプロジェクトを立ち上げました。

はじめに・ご挨拶

 当プロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。

有限会社三城商会 代表の一瀬尚志と申します。

 広島県三原市に来て6年半。三原は、戦国武将毛利元就三男の小早川隆景公による「浮城」と呼ばれる三原城の築城から450年、繊維・機械等製造業の町として栄えてきました。時代の流れと共に製造業のかつての勢いはなくなり、観光の尾道と安芸の小京都竹原の狭間でジリ貧の目立たない町となってしまいました。しかし小早川隆景公といえば、毛利を滅ぼさんと敵対した豊臣秀吉や、その軍師黒田官兵衛からも日本一の賢人と目された人物。海霧の美しい瀬戸内の多島美に抱かれ、興味深い歴史を有する三原を、少しでも元気にしたい!

 この町で私は、先代から引き継いだ自動車部品の卸売業を営む一方で、創業地である駅前のビル屋上にある空いたままの看板を、有効活用できないかと考えていました。駅前は寂れデパートは撤退、その跡地は空き地になる有様で、看板に広告を出すような元気な企業もない。人口もどんどん減ってきています。しかしこの町の人たちには、楽しむことを続ける「しぶとさ」があるのです。

 30万人を超える人出で賑わうやっさ祭りや神明市、浮城まつり、さつき祭りなどのお祭り、夏の夜の風物詩「半ドン夜市」、タコやお好み焼き等三原グルメ、三原城の背後に屏風のように配置され城の防御の役割も担った寺社仏閣、大和町の桃や米・小泉町の里芋・高坂町の仏通寺ぶどう等野菜果物、佐木島のトライアスロン等々島時間の満喫。隆景公に代表されるように、三原は「目立たないけどなかなか面白い町」なんです。

 2年前、三原駅前の白い看板は「LEDビジョン」に生まれ変わりました。それ以来少し駅前の雰囲気が変わってきました。空き地だった広場に駅前図書館やホテル、ミニスーパーができ、駅からすぐの港への動線も少しずつ賑わいが戻ってきました。そんな時、新型コロナウィルスの感染拡大が。

 祭りやイベントは軒並み中止や延期。人通りも減り、飲食店は時短や休業。自分にできることはLEDビジョンを活かして情報発信を行うことぐらい。今だからこそ、LEDビジョンを音声化して、せっかく変わりつつあった駅前の雰囲気を明るく楽しいものにしたい。このビジョンの音声化を目指したいと思ったのです。

【三原駅前グリーンビジョン概要】
所在 広島県三原市城町1丁目20-22
画面 6,000㎜×3,840㎜
LED 10㎜ピッチSMDタイプ 屋外型フルカラーLED表示装置 解像度600×384pixel
映像 静止画ファイル「BMP、JPEG、PNG」、動画ファイル「ts、mpg、vob、mov、mp4、m2ts、wmv」対応可 
放映 7時~21時 15秒ひとコマで10分に1回、一日84回放映(メンテナンス等考慮し一日60回保証)
音声 現状音声なし
このプロジェクトで実現したいこと

三原駅前で展開するLEDビジョン『三原駅前グリーンビジョン』は、都心でよくある大手運営の、企業CM中心のビジョンとはちょっと違い、地方都市三原の歴史・自然・文化・生活等の情報発信を多く取り入れています。現在無音声で映像のみが流れていますが、 音声を出すようにしたい。静かなのはいいが、駅前なのに人通りも少なく活気がない。音声化によって朝の通勤通学・日中の買物・夕方の帰宅時にワイワイと人の行き交う駅前の元気を取り戻したい!

音声化の前提として、「広島県生活環境の保全等に関する条例(平成15年広島県条例第35号)」に則った形にする必要があります。条例第59条