皆さんは、『床屋さん』にどんなイメージを持っていますか?
赤白青のくるくる回るサインポールが店先に立っていて、 おじいちゃんがお店をやっていて、お客さんは新聞を読んでいるおじさんで、伸びた髪を短く切ってもらうところ。『床屋さん』って、そんなイメージだったりしませんか?
でもそれはもう昔の話。今、『床屋さん』すなわち理容室は、大きな進化を遂げています。「仕事でもプライベートでもセンスアップしたい」「日々の疲れを癒したい」、そんな皆さんのための理容室は、『バーバー』と呼ばれています。美容室のおしゃれなところと理容室の技術力を併せ持つ『バーバー』が今、各所に出来ているのです。
この春、新たな『バーバー』が栃木県宇都宮市に誕生しました!
皆さん初めまして。僕は理容師の安納一穂といいます。
3月28日、栃木県宇都宮市にオープンした1日6名様限定の超隠れ家的ヘアサロン、private salon ANNO. のオーナーです。
「理容師です」と自己紹介すると、「美容師じゃないんですね」と必ず言われるのはなぜだろう?とずっと思っていました。美容師という仕事は世間一般に認知されているのに、理容師はなぜ浸透していないのだろう。それにはやはり、『床屋さん』のイメージが関係しているのではないでしょうか。
美容に興味を持つ男性が若い世代を中心に増え、若い世代になればなるほど理容室より美容院を利用しています。女性に至っては、理容室はそもそも選択肢に出てこない。でもそれは、理容室のイメージがまだまだ「おじさんの行くところ」のままだから、ではないかと思っています。
僕はそのイメージを変えたい。理容室ってすごいポテンシャルがある場所だってこと、皆さんに知ってもらいたいのです。
『バーバー』の基本、フェードカット。
理容師として10年、体験していただければかならずご満足いただける技術を身に付けてきた、と自負しています。 private salon ANNO. に一度足を運んでいただければ、「今の理容室ってこんなにおしゃれなんだ!」「理容室って男性が行くものだと思っていたけど、女性こそ行きたくなるところかも」と、皆さんの持っている理容室のイメージががらりと変わるはずです。
こんな道具を使っています。
とはいえ、足を運んでいただかないと、体験していただくことはかないません。まずはprivate salon ANNO. を知っていただくこと。知っていただいて、来ていただき、体験していただくこと。体験していただいて、「また来たいな」と思っていただくこと。それが、僕がこのプロジェクトで実現したいことです。
そしてprivate salon ANNO. を体験してご満足いただければ、理容師と理容室に対するイメージも大きく変わるのではないでしょうか。
これまで美容師の陰に隠れてなかなか日の目を見てこなかった理容師をもっとメジャーにしたい。そして進化した理容室『バーバー』をもっとたくさんの人に利用してもらいたい!それがこのプロジェクトの最終目標です。
僕は中学生の途中まで、父親に髪を切ってもらっていました。父は全くの素人なのですがとても器用で、父に髪を切ってもらうのは日常でした。
そのうち僕自身も髪を切ることに興味を持って、高校に入る前から見よう見まねで自分の髪を切るようになったんです。鏡を見ながら、映るところは見ながら切って、後ろは手探りで「このぐらいかな?」って。髪を切ったりスタイリングしてみたり、ワックスもめちゃめちゃ買って使い比べたり、自分ですきばさみを買ってきた