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妊婦や子育て中のあなたを一人にしない『助産院が作る保健室みたいな古民家カフェ』
3 分
はじめに・ご挨拶
皆さんこんにちは。助産師の岸本です。
コロナ渦で多くの人が家にこもり
密室での孤独な「妊娠生活や子育て」を行われる方が増える中
「産後うつ」「虐待」が、水面下でより深刻になっているのでは?と感じています。
話を聞くたびに、何かできることは無かったのかという思いと
「一歩違えば自分もそうなっていた」という想いで胸がしめつけられます。
20年前、大きな病院の産婦人科で働いていた私は
第一子を妊娠しギリギリまで働いたのち
見ず知らずの土地へ引っ越し、そちらで出産することになりました。
出産は何とか乗り越えましたが、産後の体調不良で入退院を繰り返し
思い通りに行かない自分の心と身体・育児に悶々とした日々を送っていました。
言葉もわからない、どこに何を頼ればいいのかも分からない。
だけど身内には、助産師なのに産後や育児について
「わからない」「出来ない」なんて言えないと
殻に閉じこもった時期もありました。
そこを無事に乗り越えられたのは、
その時に出逢った子育て中のお母さんたちとの会話や
共に過ごした時間でした。
その後、クリニックや助産院で働き、
10年前に大阪・交野市でお産のできる助産院を開業しました。
その中でみんなが本来持っている「産み出す力・産まれる力」「育つ力・育てる力」
「共に生きる力」が押しつぶされて
いつかの私と同じような女性たちをたくさん見て来ました。
みんながそれぞれ持つ野性の力を開花して
得意なことを伸ばし、不得意なことを補っていければ
もっと元気になれるはずだと思い、地域のお母さんたちとともに、
築120年を越える古民家を借り受け
2018年『きさいち邸 産巣日~むすび』を作りました。
専門家から教えを乞うだけの場所でなく、ともに育つところ。
周りを見渡せば庭があり、畑があり、ヤギがいて、
子供たちが走っている横で、授乳している人がいて、
赤ちゃんが泣けば誰かが声をかけてくれる。
小~大学生たちも一緒になって、子育てを見守れる場所。
みんなが講座や催しを企画・運営し、地域の老若男女が集う。
住居や、お店もシェアしているので
着飾った人の集まりではなく、日常の中に溶け込んだ
妊娠・出産・子育てのリアルを共に体感してもらえる場所となっています。
商品・お店が作られた背景
その中で
「催し以外でも、子供を見ながらゆっくり過ごしたり対話したりできる空間が欲しい」
「時間限定の講座ではなく、一日カフェのようにゆったりとした時間・空間を企画したい」
という声を聞いたり
「病院に相談するほど重症ではないが、なんとなく毎日がしんどい」
「ちょっとした質問や相談はしたいが、講座や催し物など、人が集まる場所へ行く元気はない」
と、こちらへ来られない人の声を聞くとも増えました。
そこで【きさいち邸 産巣日~むすび】の離れエリアに
ちょっと疲れた時に駆け込める保健室のような…
誰かとつながれる。専門家にも相談できる。そんなカフェを作りたい。
どうか、皆様のお力をお貸しください。
私たちの商品・お店のこだわり
〇妊娠~出産~子育て期のあなたを一人にしません
〇疲れた心と体を休める場所になります
〇不安や悩みを解決できる誰かとつながることができます
〇ここに来れば、おなかとココロが満たされます
〇私にも地球にも優しくなれるところ
〇衛生的に安心できる場所(保健所の飲食店許可・距離が保てる空間配