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【あしなが学生募金】「好きなことを続けるのは難しい、でも続けて欲しい」
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はじめまして。あしなが学生募金事務局 新潟ブロックの原田龍治です。
数ある記事の中から僕の記事を見つけて頂きありがとうございます。
つたない文章ですが、最後までお読みいただけると幸いです。
僕は大学で自転車競技部に所属し日々練習や大会に励んでいます。
県トラックのチームスプリントの1走を走る僕(新潟県)
僕は色々な縁に恵まれ大好きな競技を続けれていますが、僕たち遺児学生のなかには、コロナウイルスの影響で収入が減り、生活が困窮し日々生きるのが精一杯で好きなことを続ける事が出来ない学生が大勢います。
僕はそんな状況を打破しみんなが好きなことを続ける事ができるようにと願い、クラウドファンディングを立ち上げさせていただきました。
「好きなことは続けよう」「好きなことを続けるのは難しい、でも続けてほしい」
この言葉は、僕が一番尊敬している父が生前に日頃からよく僕に言っていた大事な言葉です。
僕の父は長年、日本最高峰のオートバイレースで活動していたアスリートでした。
幼いころから父のレース活動について回っていた僕は、ストイックで色んな人に愛され支えられる父の姿をみて「将来は、父と一緒のチームでレースがしたい」という夢を持ちました。その後小学生の頃にテレビでたまたま見た競輪に憧れ、高校入学と共に自転車競技をはじめました。
自転車という「好きなこと」にのめり込んだ僕は、だんだんと「父のようなアスリートになることから「父のアスリート像を超越したもっとすごいアスリートになる」ことへ目標が変わっていきました。
鈴鹿8耐にてチームスタッフと喜びを分かち合う父
高校でプロになる段階まで進めなかった僕は、「夢」を諦めきれず自転車の強化指定がある大学へ進学しました。
ですが、大学入学直後に父をサーキットでの事故で亡くし、大きな目標を失い大好な自転車も諦めざるおえない状況に直面しました。
一時は大学を中退し競技人生も諦めるという選択をしましたが、父の「好きなことを続けるのは難しい、でも続けてほしい」という言葉を思い出し、必死になって見つけたチャンスがあしなが育英会の奨学金でした。
あしなが奨学生となり、「夢」を追い続けることができた僕は、同じような境遇の人にも希望をもってもらいたいと思い、人生で初めての募金活動に不安を持ちながらも「働かざる者食うべからず」の精神で事前の会議にも参加しました。
会議では有志で集まった様々な境遇や想いをもった学生がいて、色々な話をして共感し、刺激を受け、僕は改めて「好きなことを続けたいけど諦めかけている人たちに希望を与えたい」と強く思いました。
初めて参加した街頭募金では朝から晩まで様々な方々のご支援をいただき、「がんばってね」「応援してるよ」などの声援も頂き、人の温かさやご寄付の重さを感じこれからも感謝を伝え続けていきたいと思いました。
僕は、あしなが学生募金事務局の局員として、ご支援を頂いている方々への感謝を胸に、少しでもこれからの後輩の希望になると信じて、大好きな自転車競技とあしなが学生募金での活動に励みたいと思います。
ここまで御覧いただきありがとうございます。
もし僕の想いに共感いただけましたら、応援していただけると幸いです。
一人でも多くの「好きなことを続けたいけど諦めかけている遺児」が夢を叶ることができますよう、みなさまの温かいご協力をよろしくお願いいたします。
本キャンペーンで