沖縄の大麦で、サステナブルな“循環型”のビールづくりを実現したい!

沖縄の大麦で、サステナブルな“循環型”のビールづくりを実現したい!


はじめに・ご挨拶

はじめまして! オリオンビール株式会社です。

私たちオリオンビールは、沖縄のビールメーカーとして1957年に創業。以降、60年以上にわたって、地域社会に支えられて成長してきました。

新型コロナウイルスの影響は、ここ沖縄でも大きな影響を及ぼしています。そんな中、改めてオリオン社員一同、「人を、場を、世界を、笑顔に。」というオリオンビールの存在意義のために、沖縄のために何ができるかを考えて行動に移しています。

そんなプロジェクトの一つが、私たちの主力商品「ザ・ドラフト」で、沖縄の大麦を使った循環型のビールづくりへ挑戦することです。

今回立ち上げたクラウドファンディングを通じて、より多くの方にこの取り組みを知っていただき、実際に飲んでいただくことで、沖縄ならではの環境負荷の少ない循環型のビールづくりの実現に一歩ずつ近づいていきたいと考えています。

皆さま、ご支援のほどよろしくお願い致します。

沖縄本島北部に位置する名護市にある、オリオンビール工場
オリオンビールの生い立ち

オリオンビールの設立は1957年(昭和32)。米軍統治下の沖縄において、創設者・具志堅宗精氏の「戦後沖縄の社会経済復興には第二次産業を興さなければいけない」という強い意志のもと創業しました。

巨大な設備や高度な醸造技術が必要なビール事業を当時立ち上げるには多くの困難があったそうですが、「沖縄を復興させたい」「成功すれば、若者に夢と希望を与えることができる」という強い思いを創業者自らが説いて周り、沖縄の政財界の協力の下、地元資本により設立されました。

創業当時の名護工場の様子

1963年に行われた県民への感謝を込めた謝恩値下げのPR

ちなみに「オリオン」の名前の由来は、一般公募によるもの。
新聞紙上で募集がされた結果、2,500通を超える応募が寄せられ、審査の結果、オリオンが選ばれました。当時の講評によると、オリオン座は南の星であり沖縄のイメージにマッチしていること、また星は人々の夢やあこがれを象徴すること、さらに当時沖縄を統治していた米軍の最高司令官の象徴が”スリースター”であったことなどが選定の理由となったそうです。

まさに沖縄の人々に支えられ、地域とともに育ってきたビール会社なんです。
サステナブルな循環型のビールづくりを目指しています

私たちがこのプロジェクトを通じて実現したいのは、ここ沖縄で、サステナブルな“循環型”のビールづくりを実現することです。

オリオンビールの主力商品といえば「ザ・ドラフト」。皆さんもオリオンビールといえばこの商品を思い浮かべるのではないでしょうか?

オリオンビールの主力商品「オリオン ザ・ドラフト」

長く沖縄県民に親しまれています

実はこの「ザ・ドラフト」は2020年6月に大幅なリニューアルを行いました。一番の特徴が、地元・沖縄県伊江島産の大麦を使用するようになったこと。沖縄本島北部の”やんばる”と言われる自然豊かな地域の水で仕込み、沖縄で生まれた大麦を使用した、まさに沖縄じゃないと作れないビールとなったんです。

さらに、この伊江島産の大麦は、ビールづくりの過程で生じるビール粕を堆肥にして育てられています。おいしいビールの原料となった大麦は、伊江島の土を豊かにする堆肥となり、新たな大麦へと命をつなぐ…。そして、またビールの原料となっていきます。

伊江島の大麦畑。奥に見える山が伊江島のシンボル「タッチュー」

こうした沖縄の自然の恵みを生かした循環型のビールづくりは、まだまだ始まったばかり。今