上野・湯島に若手アーティストが制作できる共同アトリエを作りたい!

上野・湯島に若手アーティストが制作できる共同アトリエを作りたい!
上野・湯島の空きスナックに若手アーティストが制作できる共同アトリエを作りたいです。大学を卒業したてで制作環境に困っている若い才能を一緒に応援しませんか?

はじめに・ご挨拶

はじめまして!美術作家の山田勇魚です。

数あるプロジェクトの中から目にとめてくださり、ありがとうございます!少し長くなりますが、私たちのプロジェクトについて読んでいただけたら幸いです。

今、私は藝を育むまち同好会(藝育会)という上野界隈の若手アーティストを支援する団体に参加させていただいております。私たちアーティストがまちで活躍し、藝(げい)で食べていけるような仕組みづくりをその会では考えてくださり、実践してくださっています。

私たちアーティストも加わりながら、一緒にまちを活性化させる取り組みを行なっています。

まちの皆さんと交流が増えるにつれ、本音で話せるようにもなり、藝を育むまち同好会の有志にて、このプロジェクトを立ち上げるに至りました。
このプロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトでは湯島の元スナックを改装して若手アーティストが自由に制作できる共同アトリエを作りたいと考えております。あまり知られていないことですが、私たちアーティストは卒業を機に制作環境を維持することが難しくなります。大学にいるときには使用できた設備も使うことができなくなるため、色々と負担が増えます。

本プロジェクトでは、アーティスト個人では所有できない、3Dプリンターや、レーザーカッター、大型プリンターなどを常備し、制作が続けられる共同アトリエとしての環境を実現させたいです。

作家のみならず、地域の方々、親子連れとも交流できるスペースになればよいと思い、このプロジェクトの立ち上げにつながりました。私自身、まちの方と交流をすることで作品の購入をしていただいたり、創作のアイディアが浮かぶようになったりと、制作をする上でよい相乗効果を実感しています。まちの方たちとアーティストが気兼ねなく集う場所は、これまでまちにはありませんでした。

今回のプロジェクトで、まちの方、支援してくださる方とアーティストがカジュアルに交流できる場所になれればと思っております。
この地域のご紹介

藝育会は活動の中心を上野界隈としています。上野・湯島は文化的なまちとして江戸時代から有名です。湯島は情緒あふれる花街として芸者や三味線の音が聞こえてました。文明開花の際には上野公園が作られ、東京国立博物館や東京藝術大学などが敷地内におかれました。この地域には、江戸時代から続く老舗も数多くあり、文化的風土が色濃く残っています。現在はキャッチなどのいる歓楽街として、少しあやしいイメージもありますが、若手アーティストがまちに入ってくることで新たな賑わいが生まれます。
プロジェクトを立ち上げた背景

色々とまちの方との交流を深めるうち、制作場所についての相談もさせていただけるようになりました。

大学を卒業したてのアーティストは自ら制作場所を確保する必要があります。多くのアーティストがアルバイトをしながら制作環境を整備し作品を制作します。作品の材料代も込みです。東京近郊での制作場所がなく地方に戻る作家も数多くいます。

そうした弱い部分を語るのも気が引ける話なのですが、まちの方に伝えると色々と相談に乗ってくださいました。今回の共同アトリエは、アーティストにとっては東京での制作拠点や簡易宿泊場所ともなり、活躍のチャンスが広がるのではないかと考えております。

若手アーティストの大半は、大学を卒業以降は自身の力で制作場所を確保しなければならない現状があります。制作環境が見つからないせいで作家を諦めてしまう方もいます。今回新型コロナの影響で設備が使えず、アトリエの必要性を感じた若手