SOUND&ART BOOK 音のえほん「銀河ノコモリウタ」

SOUND&ART BOOK 音のえほん「銀河ノコモリウタ」
宮沢賢治生誕125周年。宮沢賢治のものがたりの朗読と音楽が、ぎっしり詰まった2枚組の音の絵本。賛同くださる音楽家、詩人、美術家のみなさんとつくりあげるサウンド&アートブック”聴くとひらく耳” 「銀河ノコモリウタ」。震災体験をもつ神戸と岩手を結ぶように、わたしの住む神戸より発信します。

女女」を出版。ドイツ、デュッセルドルフのゲスト・アーティストとして選出され「ANTI FOTO」「Photo Battle」に参加。アメリカ、シアトルのChin Music Pressから「Lizard Telepathy Fox Telepathy」、edition.nordから写真集「mean」を刊行、翌年にブルノ国際グラフィック・ビエンナーレ入選。大阪此花区の六軒家川を写した「peels」(edition.nord)、ForgetPublishingから「水の家」刊行。

IsaGuitarra ギタリスト(イサ・ギターラ)
作編曲及び録音、音響表現に取り組みながら、国内各地での演奏活動を行う。
現在までにソロ6作品、他にタブラやバンスリー、尺八奏者とのバンドSANDHYAにて2作品をリリース。楽曲提供として茂木綾子氏の映像へ提供。担当するラジオ番組は花鳥風月と音楽、季節と天体などがテーマ。

竹中裕深 チェロ
大阪音楽大学器楽学科弦楽器専攻卒業。関西を中心にオーケストラや室内楽の演奏、大学での演奏員を務める傍ら、関西では珍しいブラジリアンでのユニット、Jazzのバンドメンバーとして各方面で演奏にも参加。2019年、自身の1stアルバム『AN ENCOUNTER』をリリース。

こんな音のえほんになる予定です。

ディスク1「うたとことば」
この森をぬけて
七ツ星のそのひとつ「鴬宿はこの月の夜を雪ふるらし」より
空のコラール
ディアラヂット、星のシグナル
イラッサ・オレイヨ(森と人と精霊のまつり) ほか

ディスク2「ことばとおと」
「注文の多い料理店」序(kono-mori-wo-nukete)
「どんぐりと山猫」
「狼森と笊森、盗森」
「声の銀河」”ひととひとがつなぐ声の星座”
詩人管啓次郎/詩と朗読

朗読と歌kawole/ギターIsaGuitarra/パーカッション渡辺亮/チェロ竹中裕深 ほか
詩と朗読 管啓次郎
「声の銀河」管啓次郎/柴田元幸/小島ケイタニーラブ/辺口芳典ほか
ブック・アートワーク、総合美術 安野谷昌穂

©️安野谷昌穂

kawole

kawole(カオル) 歌手・朗読
奈良出身の歌手です。
南米諸国の歌や、遊び歌やお田植えうた、機織りうたのような仕事歌など歌い継がれるもの、語り継がれるもの、「ことばと声」 をテーマに活動しています。

南米のルーツ・ミュージックと「音の神秘」を求めてペルー、ボリビア、アルゼンチンを単独縦断で巡り、旅をし、各地の先住民音楽家と交流。北アルゼンチンで先住民ドラム、カーハと歌う歌と出会い、民族音楽研究家ミリアム・ガルシアと行動を共にしながら「からだと声」「精霊と声」「声の方向性と質」などインディオたちの思想に触れ、学びました。

写真:南米縦断の旅で出会った北部アルゼンチン先住民の村での音と歌。
彼ら独自の「音の宇宙」を持っています。

帰国後はギジェルモ・リソット、クララ・カントーレ、ドゥオ・エルバルコンなど数々のアルゼンチン音楽家と共演する機会に恵まれ、2017年ベネズエラ、アルゼンチン、ブラジルなどの曲を集めたCDアルバム「agua e luz 水と光」を発表。

現在は「顔なき声」をテーマに日本、特に生まれ故郷である奈良の民俗歌謡と北部アルゼンチンのドラム、カーハの歌に本格的に取り組んでいます。国内では唯一のアルゼンチン音楽カント・コン・カーハ(カーハと歌う歌)の歌い手です。

ライフワークとしてこの4年間、宮沢賢治音楽朗読会を主宰しさまざまな作品を音楽家や美術家の方々