SOUND&ART BOOK 音のえほん「銀河ノコモリウタ」

SOUND&ART BOOK 音のえほん「銀河ノコモリウタ」
宮沢賢治生誕125周年。宮沢賢治のものがたりの朗読と音楽が、ぎっしり詰まった2枚組の音の絵本。賛同くださる音楽家、詩人、美術家のみなさんとつくりあげるサウンド&アートブック”聴くとひらく耳” 「銀河ノコモリウタ」。震災体験をもつ神戸と岩手を結ぶように、わたしの住む神戸より発信します。

銀河鉄道の夜より

ことばを、

”音”で、”聴いて”みたら。

自然宇宙と人との営みや、精霊との対話を生き生きと書き残した賢治のことばを
「音」「うた」「色」「かたち」 にして、2枚組のCDサウンド&アートブックとして賛同くださるさまざまな音楽家や詩人、美術家のみなさんとつくりあげる、
未来への”音のアートブック”「銀河ノコモリウタ」制作プロジェクトです。

コロナ時代、環境変動時代における自然との”ほんとうの”共生のかたちをみんなで感じ、
楽しく耳を傾けながら、もう一度忘れ去られた知覚をひらいてゆくきっかけになればと思っています。

宮沢賢治朗読音楽会「森ト人ト精霊ト」
旧グッゲンハイム邸ライブより 
写真:Masahiro Iida 美術:安野谷昌穂

管啓次郎 詩人、比較文学者
明治大学教授。『犬探し/犬のパピルス』(Tombac)をはじめ7冊の詩集を発表している。『斜線の旅』(インスクリプト)で読売文学賞受賞。パティ・スミス『Mトレイン』(河出書房新社)ほか翻訳書多数。東日本大震災後、古川日出男、小島ケイタニーラブ、柴田元幸とともに朗読劇『銀河鉄道の夜』を制作、各地で上演。今春、その最新ヴァージョン『コロナ時代の銀河』が、監督・河合宏樹、音楽監督・川島寛人の映像作品として配信された。

 

安野谷昌穂 美術家
1991年兵庫県生まれ。日本を拠点に国内外での個展開催やグループ展に参加するなど精力的に活動中。「COMME des GARCONS」「ZUCCa」などとのコラボレーションワークを数多く発表。16年にはシンガポールのデザイナー、テセウス・チャンとドイツのSTEIDL社が手がけたアートブック『STEIDL – WERK No.23:MASAHO ANOTANI “DEFORMED”』でフィーチャーされる。

柴田元幸 翻訳家
1954年生まれ、翻訳家。アメリカ小説の翻訳多数。主な訳書にマーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒けん』(研究社)、ポール・オースター『幽霊たち』(新潮文庫)、スティーヴン・ミルハウザー『イン・ザ・ペニー・アーケード』(白水社)など。文芸誌『MONKEY』(Switchパブリッシング)責任編集。

渡辺亮 パーカッショニスト
1958年神戸市生まれ、武蔵野美術大学卒業
在学中よりブラジルのパーカッション・創作楽器を中心に音楽活動を始め、数多くのレコーディング、コンサートに参加する。東京学芸大学非常勤講師。ソロアルバムに「ウォレス・ライン」「モルフォ」、著書に「レッツ・プレイ・サンバ」(音楽之友社)がある。自己の活動として、美術と音楽が共存できるプログラム「音と妖怪」「美術と音楽」を主催している。

小島ケイタニーラブ シンガーソングライター/作家/翻訳家
「NHK みんなのうた」に書き下ろした楽曲『毛布の日』をはじめ、物語性のある歌詞が特徴。朗読劇『銀河鉄道の夜』をはじめ、音楽と朗読とのコラボレーション活動を積極的に行っているほか、2017年、18年に物語のフェスティバル『マンモススクール STORYTIME in NARA』のステージスーパーバイザーも務めた。最新の作品に、著書『こちら、苦手レスキューQQQ!』(絵・木下ようすけ)、ピアノ譜面集『花冠日乗』(詩・野村喜和夫、写真・朝岡英輔との共著)、訳書『中国・アメリカ 謎SF』(柴田元幸との共編訳、いずれも白水社)など。

辺口芳典 詩人
1973年大阪阿倍野生まれ、新世界の下町で育つ。nobodyhurtsから「女男男女女男女女女男女男男女男