【令和の大改修】50年ぶりに霊場恐山の象徴「太鼓橋」本州唯一の石造りへ

【令和の大改修】50年ぶりに霊場恐山の象徴「太鼓橋」本州唯一の石造りへ
青森県むつ市にあります開基1200年以上の歴史のもつ霊場恐山。一昨年、恐山を象徴する名所の「太鼓橋」が老朽化のため、渡ることができなくなりました。この度、霊場恐山への入り口である「太鼓橋」を、千年の風雪に耐え得るよう、参詣される方がいつでも渡れるよう石造りの太鼓橋へ生まれ変わる事になりました。

はじめに・ご挨拶

はじめまして、青森県むつ市 曹洞宗吉祥山円通寺(むつ市)二十五世住職  恐山山主 住職の熊谷 絋全(くまがい こうぜん)と申します。
恐山は、この世とあの世への架け橋=太鼓橋(下は三途の川)を渡ったあの世にある霊場と言われています。
霊場恐山を象徴する名所として知られる太鼓橋が老朽化の結果、2018年5月より渡ることができなくなりました。

そこで、今般、私共は末永く信仰を頂くために、石造りにて橋の再建に取り組むことにいたしました。

つきましては、多くの方々にお志を賜り、ご浄財を募って、皆様の魂の懸け橋といたしたく存じます。

どうぞ皆様のご助力とご協力を頂戴しますよう、伏してお願い申し上げます。

その太鼓橋は強烈な日差し・雨・雪・風を受け傷む度に、今まで何度も建て替えられて参りました。

この度、霊場恐山への入り口である太鼓橋を、千年の風雪に耐え得る様、参詣される方々がいつでも渡れる様(すぐに霊場に入れる)石造りの太鼓橋にする事と致しました。

つきましては、多くの方々にお志を賜り、ご浄財を募って、皆様の魂の架け橋といたしたく存じます。

どうぞ皆様のご助力とご協力を頂戴しますよう、伏してお願い申し上げます。

合 掌         

         
貫主   熊谷 絋全
恐山院代 南 直哉

このプロジェクトで実現したいこと

・千年の風雪に耐え得る様、「祈願と供養の霊地 恐山」へ参詣される方々が、いつでも渡れる様、石造りの太鼓橋を再建したい。
・恐山=イタコさんのイメージが強いですが、常駐している訳ではありません。恐山にお越しいただければ東日本大震災被災者の方々への供養・祈念がいつでもできます。
このクラウドファンディングを通じて、祈願と供養の霊地(メッカ) の恐山のことを全国の幅広い年代の皆さまに知っていただき、観光ではなくお参りにお越しいただきたい。
私たちの地域のご紹介

恐山は今から1230年余前に慈覚大師円仁様により、霊山として開基されました。

●寺名/恐山菩提寺
●本尊/延命地蔵菩薩
●開基/慈覚大師円仁
●住所 青森県むつ市田名部宇曽利山3-2
●本坊/曹洞宗円通寺 青森県むつ市新町4-11
●開山期間/毎年5月1日~10月末日
●開門時間/6:00~18:00(大祭典・秋詣り期間は別設)
●大祭典/7月20日~24日
●秋詣り/10月の体育の日が最終日となる3日間(土・日・月)
●入山料/個人:1人 500円  小・中学生:1人 200円  団体:1人 400円(1団体20名以上)
●祈願・供養時間/6;30~ 11:00~ 14:00~
●問合せ/恐山寺務所 0175-22-3825(代)・宿坊 0175-22-3826
●交通のご案内/JR大湊線で野辺地駅から下北駅まで60分。下北駅から恐山まで下北交通バスで45分。タクシーで25分。

今日に至るまで、「日本三大霊場」「三霊地」「日本三霊山」の各々に名を連ね、「祈りのお山」として信仰されて参りました。

「恐山ひたすら拝むただ拝む」

~人は死んだ後、霊はお山(恐山)に集まる~
と云われ、亡き人をしのび、会いにお山に参詣し続け、心を癒して帰って行く・・・
そんな「拝む場」としてり恐山を今後もずっと保ち続けていきたいと誓い居ります。

太鼓橋とは
霊場恐山へ行きつくには、「三途の川」に掛かっている「太鼓橋」を渡り、あの世に至ることになります。
※太鼓橋の勾配は急で悪人には橋が針の山に見えて渡れないと言われています。
※帰りは橋の上で振り