現役農大生の挑戦! 歯にも環境にもやさしい「竹歯ブラシ」で持続可能な社会を作る!

現役農大生の挑戦! 歯にも環境にもやさしい「竹歯ブラシ」で持続可能な社会を作る!
社会的にSDGsが推進され、私たちの生活様式も変化が必要な時代。農大サポートの後援を受けて開発した「竹歯ブラシ」は脱プラスチックを促進し、CO2削減に効果がある製品です。若者が主体的に行動することに意味があると思い挑戦したこのプロジェクト。応援が力になります。よろしくお願いします!!

 プロジェクト実行者の林健斗です。ご覧いただきありがとうございます!

 僕は今年21歳で、東京農業大学4年生であり学生起業家として人材・Webマーケティング・飲食などの事業を行なっています。

 農大は創立時から環境問題の解決に取り組んでいて、現在も数多くの研究がなされています。また、2018年にはSDGsアイデアソンを開催するなど、持続可能な社会の実現に向けて積極的に行動しています。

 そのような環境で研究を続ける中で、農大の学生は環境問題の解決に向けた事業も活発に行なっていて、HAYAMIの草ストローや農学原酒などの商品が誕生しています。

 そして僕も今、東京農大が完全出資している株式会社農大サポートの後援を受けながら、自分の事業として取り組んでいることがあります。
 それは、環境にやさしく歯にもやさしい「竹歯ブラシ」の製造・販売です。

 竹製の歯ブラシはあまり馴染みがないかもしれませんが、この「竹歯ブラシ」はこれからの時代にとても重要な意味を持っているのです。

森林総合学科教授 瀬山智子先生 竹歯ブラシは現在、農大生協や農大関連ショップ、歯科クリニック、サロンでも取り扱いをしていただいています。

 また、農大の森林総合学科教授・瀬山智子先生からも環境への負荷が少ない事を認めていただいてます。

瀬山先生から伺った竹歯ブラシが解決できる社会課題は、特に「脱プラスチック」「CO2削減」の2点です。

●脱プラスチック●
 大手コンビニチェーンやカフェチェーンがプラスチック製のストローから紙ストローに切り替えたように、歯ブラシをプラスチック製から竹製に切り替えることでマイクロプラスチック(環境中に存在する微小なプラスチック粒子)が環境へ負荷をかけることを抑制できます。

 また、プラスチック増加による竹の需要減少や持ち主の高齢化により、世界的に増えている放置竹林問題の解決にも繋がります。竹は強い繁殖力ゆえに他の植物を侵食して、里山の生態系を変えてしまうほか、根が浅いために土砂崩れなどの災害を引き起こす恐れがあるため、定期的な伐採が必要なのです。

●CO2削減●
 植物含め、有機物には炭素が含まれています。これを燃やしてしまうと空気中にCO2が排出されてしまいます。ですが、これを燃やす前に材として活用すればCO2の排出スピードは抑えられます。

 また、竹は空気中のCO2を吸収します。若い竹であるほど葉緑体による光合成が激しいのでより多くのCO2を吸収できます。そのため、伐採して回転を早くした方がCO2の吸収効率が良いのです。

 つい先月の8月にはレジ袋の有料化に続き、来年4月には「プラスチック資源循環促進法」に基づきプラスチック商品(歯ブラシも対象)の有料化が政府主導で進められるとの発表がありました。
対象品目は買い物の際に無料で配られるスプーン、ストロー、マドラー、ホテルが提供しているヘアブラシや歯ブラシ、クリーニング店のハンガーなど12品目。

 事業者には、12品目を引き続き扱う場合、使い捨てプラ製品の具体的な削減目標を作るよう求められます。さらにその使用量を減らしていくため、有料化・回収後の再利用・消費者の受け取りの意思確認など7つの対策から最低1つを講じるよう定めているのです。
ホテルなどで無料配布される歯ブラシは規制の対象になります。

 脱プラスチックは世界的・社会的なトレンドです。
これからの持続可能な世の中に向けて、プラスチック歯ブラシから竹歯ブラシにシフトしてみませんか?

 竹という自然素材を使っているの