と外れやすいということもあり、あくまで「止水ファスナー」にこだわりました。
襟だけでサンプルを作るなど、何度も試作を重ね、最終的にはファスナーの位置をずらし、内側の生地を表地と異なる薄い素材にすることで実現させることができました。
ポケットにも止水ファスナー
両側のポケットにも止水ファスナーをつけました。ポケットの中身を雨から守ります。
止水テープで防水加工
縫い目に「止水テープ」を施すことで防水を実現。
「止水テープ」のない「撥水ジャケット」「撥水コート」とは訳が違います。
高スペックの「レインコート」として使っていただけます。
いろいろな部分のディティールにもこだわって、何度も試作を行いました。
こだわりにしっかりと向き合ってくださったメーカーの皆様に感謝。
レベルの高い縫製技術(日本製)
1stサンプルを見たパタンナーさん。「めちゃくちゃ縫製のレベル高いですね!」と驚きの声を上げました。(私の心の声「いやいやパターンもいいんでしょう。」)
たくさんのサンプルを見てきたパタンナーでも感心するくらいの高い縫製技術。
サンプルを見た方が声をそろえるのが仕立ての美しさです。
それもそのはず、今回縫製をしてくださる会社は、大手アウトドアブランドの製造も請負う技術力の高い日本の縫製会社です。
その高い技術力で、サンプル製造時から数々の難題を投げかけても対応してくださいました。
サンプルを見た方が揃って声を上げるくらいの仕立ての美しさ。
品質もご安心ください。
伝統的シルエット&高級感ある質感
実は「ステンカラーコート」は和製英語で、由来としては「スタンド・アンド・フォール・カラー」がなまって生まれたという説と、フランス語の「soutien(支える)」に由来しているという説があるそうです。
海外では「バルマカーンコート(Balmacaan Coat)」と呼ばれ、イギリス(UK)のスコットランドにある“balmacaan”で1850年頃から着用されたコートがオリジナルとされています。
紳士の国イギリスで「バルマカーンコート」は、礼儀を踏まえた品のあるデザインと動きやすさを兼ね備えた実用的でスタンダードなアイテムとなっています。
『All-weather Coat|HARE』も伝統的な「バルマカーンコート」の特徴を持ちつつ、フードなど現代的なアレンジや高い機能性を持たせたデザインになっています。
伝統的な特徴「バルマカーンカラー(ステンカラー)」
襟腰の後方が高く、前方に向かって低い状態で折り返る襟が特徴の「バルマカーンカラー」。
第一ボタンを留めて着ると真面目で上品な着こなし。
第一ボタンを外して着ると立体感が生まれ違った印象に。
伝統的な特徴「比翼仕立て(フライフロント)」
ボタンを全て閉じると、第一ボタン以外のボタンが露出しない「比翼仕立て(フライフロント)」も伝統的な特徴。
高級感ある質感
「レインコート」「アウトドアスペック」と聞くと、シャカシャカしたナイロンの素材をイメージされる方も多いと思いますが、『All-weather Coat|HARE』は”全く”違います。
「耐水圧20,000mm」「透湿性8,000g/㎡/24hr」「JIS規格の最高水準である撥水性5級」というアウトドアスペックの高い機能性を持ちながらも、高級感のある高級素材を贅沢に使いました。
生地の目が見えないほどきめ細やかで、繭のような細かな繊維がごくわずかに毛羽立っているかのような高級感ある質感です。
裏地を見ない